管理人、ドローンをなかなか外で飛ばせません。
理由の一つに「風のない日がめったにない」というのがあります。
この記事を書いているのは、冬です。東北は冬~春にかけて結構暴風が吹きます。ほぼ毎日のように。
ドローンがどこに飛んでいくか分からない怖さがありますね。やっぱり。
それと、外に出ていくと、どんなアクシデントが待っているかわかりません。
一度、外に飛ばしに行きましたが、楽しさより怖い気持ちが大半でした。準備不足を痛感した次第です。なので、
今回の記事は、管理人自身の自戒も込め、本当に重要だと思う注意点を10項目ピックアップしました。しっかりチェックして下さいね!
ドローンを屋外で練習するにあたって、心がける事10か条
管理人が練習飛行をした時に感じたことに加えて、2016年11月のドローンスクールの時に教わった事です。
それでは早速行ってみたいと思います。
1.強風の時に飛行をしない
言わずもがな、ですね。ドローンスクールを受けたときも、風速は測定しませんでしたが、
木の枝がじっくり見ないと揺れてるのが分からないほどの微風でも屋外での練習を取りやめ、
室内での練習になりました。
この時使ったのが、GPS機能付きのドローン。GPS機能付きですら、室内練習になったのですから、管理人の持ってるトイドローンなど、
飛ばすこともままならないわけです。
だいたい目安はGPS機能付きのドローンなら風速5mまで、GPS機能無しのドローンなら風速1~2mまでですね。
こちらで風速計の紹介をしています。よろしかったらご覧ください。
2.バッテリーは残量半分で帰還させる
Phantomだとバッテリー残量がプロポにつけたiPhoneやiPadに表示されます。
が、
もし、そういう機能がないドローンを飛ばしているときは、ネットなどで「一本のバッテリーでどのくらいの時間飛行できるか」を調べて、その半分の時間でドローンを帰還させましょう。
ちなみに、管理人の持っているトイドローンの場合は、ネットで調べたところ「7分」でした。
なぜ、半分かというと、帰還させる時にどんなアクシデントに見舞われるか分からないからですね。
一番怖いのは、向かい風。ドローンを帰還させる時に、向かい風になってしまった場合、かなりバッテリーを消費します。
帰還途中にバッテリー切れで墜落
なんて言うことも考えられるわけです。なので、バッテリーは余裕をもって、帰還させなければいけません。
3.アルコールを摂取した状態では飛行させない
車を運転するときと一緒です。アルコールを摂取した状態では、判断力は衰え、運動能力もマヒします。
万が一…という事を考えると、飛行させる前に飲酒すべきではありません。ちなみに、先日テレビで見たのですが、
摂取したアルコールが体内で消化されるまでに、どのくらいの時間が必要なのか、という実験で、時間のかかる人だと
12時間
という数字が出ていました。ドローンを飛行させるためには、少なくとも飛行させる日の前々日からアルコールを控える必要がある、ということですね。
4.山での飛行は特に注意する
山の天気は変わりやすいです。特に怖いのが“濃霧”ですね。晴れていて、気持ちよく遠くまでドローンを飛ばしていて、急に霧がかかってきたら…。と思うとゾッとします。
リターン トゥ ホームの様な、ドローンが自動的に帰って来る機能があればいいですが、あれも、若干の誤差がありますから、100%あてにはできません。
天気が変わり始めたら、即、飛行中止! が一番間違いないですね。
5.食塩水を携帯する
これはLipoバッテリーのためのものです。ドローンの多くに使われているLipoバッテリー。軽量で長時間使えるというメリットがある反面、衝撃に弱いという欠点があります。
- 落下させたり
- 先のとがったもので刺したり
- ドローンを川などに墜落させて真水につけたり
すると発火する場合があります。一度発火したLipoバッテリーは、真水では消せません。
なんと、消火器でも消せないのです。
Lipoバッテリーの火を消す有効な手段が“食塩水をかけること”なのです。
食塩水の濃度はネットを見ると3、5%~5%と分かれていますが、私がドローンスクールで習ったのは3%でした。
特に屋外でドローンを練習飛行させる時は”食塩水”を必ず携帯させましょう。
ペットボトルに入れて持ち歩けばいいと思います。
こちらにLipoバッテリーの発火にも耐えられるバッグの紹介をしております。ご覧ください。
6.飛行する場所を管轄する警察署、消防署、病院の連絡先を調べる
ドローンは常に、墜落のリスクをはらんでいます。また、先に書いたように、Lipoバッテリーは、発火のリスクを持っています。
- 墜落して第三者(関係者じゃない人)を傷つけたとき
- 墜落して第三者(関係者じゃない人)の物を傷つけたとき
- Lipoバッテリーを発火させたとき
人を傷つけた場合は、傷つけた人を病院に運ぶ必要がありますし、物を傷つけた場合は、管轄の警察署に連絡する必要があります。
Lipoバッテリーを発火させた場合は、消火できたとしても、発火させたという事実を管轄の消防署に報告する必要があります。
(ドローンを墜落させて見つからないという場合は、なおさら消防へ連絡が必要です。火種を置いていくようなものですから)
そのためにも、飛行する場所を管轄する警察署、消防署、病院の連絡先を調べておく必要があります。
「119番や110番じゃダメなの?」
という疑問も湧くでしょうが、119番や110番はあくまで“緊急用”の回線です。本当に緊急を要している人のためにあけておくべきでしょう。
7.保険には必ず入っておく
ドローンを墜落させて、第三者、または、第三者の持ち物に傷をつけた場合、賠償しなければならない時があります。
時には、その金額が莫大なものになる時もありますので、そのためにも保険には必ず入っておく必要があります。
※こうした「ドローンの保険の事」については「ドローン 保険」で検索するか、または、当サイトの以下の記事で詳しく取り上げていますので是非合わせてご覧ください
8.飛行前点検を行う
ドローンを安全に飛ばすために、飛行前に点検をしましょう。どんなところを点検するかというと、
- 各機器は確実に取りつけられているか
- モーターの回転音に異常はないか
- モーターの回転状況は正常か
- 機体やプロペラに傷や汚れ、ゆがみはないか
- バッテリーの充電量は充分か
です。特にバッテリーの充電量はモニターできないものも多いので、家を出発する前に確認することが必要ですね。
9.飛行後点検を行う
気持ちよくドローンを飛ばしたら、その気持ちが切れないうちに、飛行後の点検整備も済ませてしまいましょう。
どんなところを点検するかというと、
- 機体のフレームやプロペラに、傷や汚れ、ゆがみはないか
- モーターの回転音に異常はないか
- モーターの回転状況は正常か
- ネジの緩みはないか
- モーターやバッテリーの異常な発熱はないか
です。さっさと切り上げたい気持ちは分かりますが、忘れずにやっておきたいものですね。
10.定期点検を行う
特に、次の飛行までに日数があいてしまった時、忘れずにやっておきたいことです。
- 交換に必要な部品はあるか
- 機体のフレームやプロペラに傷や汚れ、ゆがみはないか
- ネジの緩みはないか
放っておくといつの間にか起こっている事ばかりです。忘れずに実行しましょう。
最後に
いかがでしたでしょうか。ドローンを外で飛ばすのに必要な事を書いてきました。
やることが多くて「覚えきれない~orz」となった方もいるでしょう。正直言って管理人もそう思いました。
でも、全部大事な事なんですよね。この記事は、ご覧いただいてるあなたのためと、管理人自身のために書きました。
こうやって記事にすれば、覚えなくとも、スマホに持ち歩けるので便利ということで^^ゞ
2017年冬、この記事を書いてる時期、東北は相変わらず風の強い日が多いです。
5月頃になると、風もおさまってきます。そのときが楽しみですね。今は屋外練習は待ちの状態です。
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