それは、遠い昔の事…。
どんな用かは忘れましたが、管理人、ゆうちょ銀行(当時は日本郵政公社銀行部門)へ送金をしたことがあります。
もちろん、ゆうちょ銀行へ行きました。
その時、管理人は、ゆうちょ銀行に口座を持っていなかったので、やり方が全く分からず、ゆうちょ銀行の窓口で、
「あの~ゆうちょ銀行に口座持っている○○さん宛に振込したいんですが~。」
と聞いたのを覚えています。
そして、なにやら用紙に、必要な事を窓口の人に手取り足取り教わりながら書き込み、
「ATMの方が手数料安いですから、ATMでやってみてください~。」
と言われ、ATMへ。
「できるかな~…」と不安に思いながらATMへ行ってみると、ゆうちょ銀行の職員のおばちゃんらしき人が立っていました。
管理人が用紙を持っているのを見て、「こっちのATMへ来てくださ~い」というので、その通りにして、
そこからは、また、おばちゃんの言うとおりに、まさに手取り足取り教わりつつ、ATMの操作をしたのを覚えています。
この記事をご覧の方にも、「ゆうちょ銀行宛への振込のやり方が分からない…」という方がいるんじゃないでしょうか。
その方のためにこの記事を書きました。どうぞご覧ください。
ゆうちょ銀行の一般的な振込のやり方は2種類!紹介します
ゆうちょ銀行の送金(振込)方法は大きく分けて2種類あります。
- ゆうちょ銀行口座同士で行う「振替」
- 払込取扱票+現金を使って相手のゆうちょ銀行口座へ送金する「払込み」
です。
その他にもあるんですが、管理人含む個人が使う送金方法はこの2種類くらいでしょう。
ゆうちょ銀行口座同士で行う「振替」については、こちらの記事で紹介しているのでご覧ください。
⇒ゆうちょ銀行からの振込をATMでしよう!基本から操作方法まで全特集
振替はそんなに難しくはありません。難しいのは、
払込取扱票+現金を使って相手のゆうちょ銀行口座へ送金する「払込み」の方ですね。
なので、この記事では、「払込み」のやり方について詳しく説明していきます。
ゆうちょ銀行宛の現金払い込みをする場面とは
まず、「払込み」という手段を使わなければならない場面なんですが、
- 払い込む人(あなたですね)が、ゆうちょ銀行に口座を持っていない時
- 相手から、「払込み」でのゆうちょ銀行への送金を指定されている時
のどちらか、またはどちらも当てはまるときに、「払込み」で送金することになります。
場合によっては、あなたがゆうちょ銀行に口座を持っているのに、
「”払込み”でお願いします」
と言われる時もあります。
こちらに一例を載せておきます。ご覧ください。
他に調べたところ、ジャニーズのファンクラブやネット通販などでも使用されているようです。
ゆうちょ銀行宛の現金払込みをする時に用意するもの
この章では、払込みをする時に必要なものをあげていきます。それは♪
- 相手のゆうちょ銀行口座の記号・番号
- 相手の名前
- 通信欄に書く項目(商品名・商品番号・どんな目的の送金なのか等。無ければ無しでOK)
- 振り込む金額+手数料
- 相手から払込取扱票を送られて来たのなら、その払込取扱票
- ご依頼人(あなたです)の、
・郵便番号
・住所
・氏名
・電話番号(固定電話・携帯電話両方持っているのなら、念のため両方の番号)
- ハンコ(100円ショップのもので可。書き間違えた時に訂正印を押すのでその時用です)
また、10万円を越える送金(振替・払込み両方とも)をする場合には、取引時確認と言い
- 本人確認
- 職業
- 送金目的
を聞かれますので、本人確認書類が必要です。
本人確認書類について詳しくはこちらをご覧ください
ゆうちょ銀行宛の振込方法が分からなければ 迷わずゆうちょ銀行の窓口へ行こう!
ゆうちょ銀行の「払込み(振込)」ってぶっちゃけ難しいです。特に「払込取扱票」の書き方が難しい…。
なので、まず確実に言えることは、「払込み」に慣れていないのなら、
- ゆうちょ銀行宛への払込みはゆうちょ銀行でやる事。間違えても他の銀行からやろうなどとは思わない事!
- 声が震えてもいいので、「書き方が全然分からないんです。教えてください。」と窓口の人にきちんと伝える事!
- 手数料を安くあげたいなら、払込み期限に充分に余裕を持っていく事!(理由については、次の章で説明します)
この3点、絶対に実行して下さい。窓口の人に徹底的にお世話になりましょう。
管理人は、田舎暮らしで、どのゆうちょ銀行に行ってもお客さんが少ないので、後ろに列ができる事などまずありません。
が、都会のゆうちょ銀行だとお客さんが多いので厳しいかもしれませんね。
でも、そこをあえて「やって下さい。」と言います。下手にわかったふりして書き込んで、もし払込取扱票に記入ミスがあったりして、万が一、
- 振込先を間違えたり
- 通信欄の記入漏れがあったり
(特に住所・氏名を、住所・氏名欄以外に“通信欄にも書く事”を求められている場合、忘れがちです)
した場合、「組戻し」と言って、一旦払い込んだ手続きを取り消す必要が出てきます。組戻しには、手数料648円(2018年1月現在)がかかります。
かなり痛い出費ですよね。
なので、窓口の人に手取り足取り教えてもらい、確実に払込みしましょう^^
“電信払込み”と”通常払込み”の違いとは?
簡単に言うと、
- 通信欄の内容を送金相手に伝えられるか
- 相手への送金の速さ
- 記号・番号「1」で始まる総合口座へ払い込めるか
- 窓口のみの取り扱いか、ATMでもできるか
- 手数料が高いか安いか
です。別々に説明していきましょう。
※注
通信欄の記入が絶対に必要な送金の場合は必ず「通常払込み」を選んでください。「電信払込み」ですと、住所・氏名しか送金相手に伝わりません。
電信払込み
- 送金相手には住所・氏名しか伝わらず、通信欄の内容は伝わりません(これ、すごい大事です)
- 払い込んだら、すぐに相手に送金されます
- 記号・番号「0」で始まる振替口座、「1」で始まる総合口座両方に払込みできます
- 窓口のみでの取り扱いです
気になる手数料は(2023年4月現在)
払込金額5万円未満 | 払込金額5万円以上 |
---|---|
660円 | 880円 |
です。
但し、赤いインクで印刷されている払込取扱票は、手数料無料になります(相手が負担しています)。
通常払込み
- 通信欄に書かれた内容も送金相手に伝わります
- 払い込んでから、相手に送金されるまでに数日かかります
- 記号・番号「0」で始まる振替口座にしか払込みできません
- 窓口、または郵便局にある一部ATMで取り扱います
気になる手数料は(2023年4月現在)
窓口扱い
払込金額5万円未満 | 払込金額5万円以上 |
---|---|
203円 | 417円 |
ATM扱い
払込金額5万円未満 | 払込金額5万円以上 |
---|---|
152円 | 366円 |
です。
こちらも、赤いインクで印刷されている払込取扱票は、手数料無料になります(相手が負担しています)。
ちょうど分かりやすい動画がありましたので載せておきます。
それでは、ここで、前の章で挙げた
- 手数料を安くあげたいなら、払込み期限に充分に余裕を持っていく事!
の理由をお話しましょう。
手数料は通常払込みの方が安いのは、上に書いた通りです。ATMで払込みをしたらなお安いですね。
但し、相手に送金されるまでに数日(だいたい3日)かかります。
また、ATMで払込みをした場合、払込取扱票の記入もれ、間違いを教えてくれる人はいません。
更に、ATMで現金を払込む時でも、確実に受け付けてくれるのは9:00~16:00の間です(土日祝日も受付)。時間外に行って、
「本日は受付終了です。」
と宣告され、翌日にまた行かなければならないorz と言う事もあります。
そんな時、ギリギリまで払込みに行かなかったら…、後はわかりますよね。なので、
「手数料を安くあげたいなら、払込み期限に充分に余裕を持っていく事!」なんです。
「手数料を安くあげたいなら、払込み期限に充分に余裕を持っていく事!」なんです!
大事なことなので2回言いました。
最後に
いかがでしたでしょうか。
ゆうちょ銀行での、払込取扱票を使っての払込み方法について説明してきました。
管理人は、ゆうちょ銀行に口座を持っています。
更に、ゆうちょダイレクトプラス(ゆうちょ銀行のインターネットバンキング)にも入っています。
それでも、「払込取扱票で払ってくださ~い」と言われる場面はあるのです。
(できるだけ、「払込取扱票で支払わなければならない買い物など」は逃げるようにしていますが。)
管理人、今でも緊張しますね。なので、特に自分で記入しなければならない払込取扱票で送金するときは、
- 窓口で手取り足取り記入方法を教えてもらい
- 送金も窓口でやってしまいます
もちろん通常払込みです。ATMより50円手数料は高いですが、安全第一で考えたら、「安い」と思います。
今は冒頭で言ったような「ATMのところに立っているゆうちょ銀行の職員さん」は、もういないので。
参考になれば幸いです。
その他にもゆうちょ銀行関連の記事を書いています。どうぞご覧ください。
⇒ゆうちょ銀行での振込のやり方!窓口・ATM・払込取扱票の方法を解説
⇒ゆうちょ銀行からの振込をATMでしよう!基本から操作方法まで全特集
⇒ゆうちょ銀行の通帳繰越に印鑑は必要?手続き方法などを詳しく解説
⇒ゆうちょ銀行のATM暗証番号を忘れた!手続き方法その他を徹底解説
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