トヨタの誇る超人気1BOXカー、ハイエース。色々な所で使われていますよね。
- 送迎用
- 荷物運搬用
- 営業用車
- ジャンボタクシー
等の仕事用途から、10人乗りの利点を生かして、
- 友人同士で小旅行
- 会社の慰安旅行
等にも使われています。
- ハイエースレンタルして、大学や趣味のサークルで小旅行した~い!
なんて考えていませんか^^
ですが、気になるのが、あのデカいボディ。実際見ると圧倒されますよね。特にグランドキャビンは。
実は、管理人、一度だけレンタカーで乗ったことがあります。
確かに、最初はあの大きさに戸惑いましたし、特に駐車はかなり手間取りました。
が、見晴らしがいいのと、角ばっているおかげで車両感覚がとりやすく、走行は問題なかったですね。
それでも、初めての方だったら、
「あんな大きな車、自分の持ってる普通免許で運転できるのかなぁ!」
と思われるかもしれませんね。
それに、いざレンタル!とルンルン気分でレンタカー屋さんにに行ったら、
「この免許じゃ運転できませんよ。」
とか言われたらどうしようとか思ったり…orz。
そんな不安を払いのけるべく、調べてみました。どうぞご覧ください。
ハイエースの10人乗りは普通免許で運転できるのか?
果たして、ハイエースの10人乗りは普通免許で運転できるのか? まず、ざっくりと結論を言いましょう。
- ハイエースのコミューターというグレードでないこと
- ノーマル車であること
の2つの条件を満たせば、ハイエース10人乗りは、“どの”普通免許でも運転できます。たとえ、平成29年(2017年)3月12日以降に取得した、一番締め付けのきつい普通免許でもです。
ハイエースのコミューターというグレードは、乗車定員14人の為、平成29年(2017年)10月現在、中型免許(8トン限定を除く)が必要です。
さて、それでは乗車定員10人乗りのものに関してはというと、
この記事、平成29年(2017年)10月に書いているのですが、平成29年(2017年)の3月12日から振り返って、過去10年間に3回、免許制度の区分変更がありました。具体的には、
- 平成19年(2007年)6月1日までに普通免許を取得した人
- 平成19年(2007年)6月2日から平成29年(2017年)3月11日までに普通免許を取得した人
- 平成29年(2017年)3月12日以降に普通免許を取得した人
で分かれ、そのたびに、普通免許で乗れる自動車の大きさが小さくなっています。なので、古い免許区分別に、具体的に普通免許で乗れるハイエースを紹介していきます。
平成19年(2007年)6月1日までに普通免許を取得した人(中型8トン限定免許)
車両総重量 | 最大積載量 | 乗車定員 |
---|---|---|
8トン未満 | 5トン未満 | 10人以下 |
見分け方は免許の条件の所に「中型車は中型車(8t)に限る」と書いてあります。
運転できるハイエース
ハイエースの仕様 | 運転可か不可か |
---|---|
10人乗りハイエース ノーマル | 可 |
14人乗りを改造して10人乗りにしたもの | 可 |
キャンピングカーに改造したもの | 可 |
14人乗りハイエースコミューター | 不可 |
この免許を持っている人は、乗車定員だけが問題になってくるはずなので、ハイエースクラスなら、ノーマルはもちろん、ほとんどの改造車を運転できます。
平成19年(2007年)6月2日から平成29年(2017年)3月11日までに普通免許を取得した人(準中型5トン限定免許)
車両総重量 | 最大積載量 | 乗車定員 |
---|---|---|
5トン未満 | 3トン未満 | 10人以下 |
見分け方は免許の条件の所に「準中型車は準中型車(5t)に限る」と書いてあります。
運転できるハイエース
ハイエースの仕様 | 運転可か不可か |
---|---|
10人乗りハイエース ノーマル | 可 |
14人乗りを改造して10人乗りにしたもの | 車検証で車両総重量の確認が必要(車両重量+55㎏×10人です) |
キャンピングカーに改造したもの | 車検証で車両総重量の確認が必要 |
14人乗りハイエースコミューター | 不可 |
この免許を持っている人は、結構微妙なラインです。10人乗りノーマル車はもちろん、改造車も運転できるとは思うんですが、念のため、改造車を運転するときは、車検証で
- 車両総重量
- 最大積載量
の確認をした方がいいと思います。
平成29年(2017年)3月12日以降に、普通免許を取得した人
車両総重量 | 最大積載量 | 乗車定員 |
---|---|---|
3.5トン未満 | 2トン未満 | 10人以下 |
となっています。
運転できるハイエース
ハイエースの仕様 | 運転可か不可か |
---|---|
10人乗りハイエース ノーマル | 可 |
14人乗りを改造して10人乗りにしたもの | 車検証で車両総重量の確認が必要(車両重量+55㎏×10人で計算します) |
キャンピングカーに改造したもの | 車検証で車両総重量の確認が必要 |
14人乗りハイエースコミューター | 不可 |
この免許を持っている人が運転できるハイエースで確認が取れたのは、10人乗りノーマル車だけです。たぶん、一部、改造車も運転できるとは思うんですが…。
改造車に関しては、車検証で、
- 車両総重量
- 最大積載量
の確認を必ずしてください。
ちなみに、改造車とは、このようなものです。
コミューターの座席を4人分外して荷物スペースにして、乗車定員10人にしている改造車。
ビジネスシーンでも活躍!普通免許で運転可能!ハイエースコミューター10人乗り
ハイエースを運転する時の注意点
例えば、冒頭の例に挙げた、
- ハイエースレンタルして、大学や趣味のサークルで小旅行した~い!
という場合のために、管理人の経験とネットから拾った声を集め、注意点をまとめました。
注意する点は11項目、各グレード共通です。
- 高さ制限2.1m以下の駐車場には入れないこと
- 狭いコインパーキングには駐車しないようにすること
- バックで駐車するときには、後ろの壁や車に当てないように気を付けること
(リアにミラーがついているので、それをよく見て、フロントを駐車枠におさめようと思わないこと)
- パワーがあまりないので急発進の心配はないが、急ブレーキをしないよう気を付けること
- ハイルーフのせいで横風に弱いので、風があるときは十分注意すること
- 10人乗せるとブレーキのききがかなり甘くなるので、早め早めのブレーキを心がけること
- 高速道路は、無理してとばさず、走行車線を流れに乗る程度で走ること
- ナビがついているので、出発前に使い方をマスターしておくこと
- 狭い道路はなるべく避けること
- 左折には細心の注意を払うこと
- 狭い道路のすれちがいの時は、無理せず時にはきちんと止まって対向車をやり過ごすこと
レンタカー各社の中で、トヨタレンタカーで借りられるのはロングボディの「グランドキャビン」というグレードになります。
これは標準ボディのGL、DXより全長も全高もかなり大きいので、さらに注意して運転してください。
ちなみに、ハイエースワゴンの、全長、全幅、全高は以下の通りです。
全長 | 全幅 | 全高 |
---|---|---|
グランドキャビン 5,380㎜ | グランドキャビン 1,880mm | グランドキャビン 2,285mm |
GL 4,840㎜ | GL 1,880mm | GL 2,105mm |
DX 4,840㎜ | DX 1,880mm | DX 2,105mm |
特に管理人の経験から強く注意しておきたいのが“駐車する時”ですね。とにかく車幅が広いので、難しいです。
管理人も、何回もハンドルをきりかえして、ヒーヒー言いながら、やっとの思いで駐車した覚えがあります。
- 両端の車に当てないように気を付けるのはもちろん
- 真後ろに停まってる車にも当てないように気を付ける
というので、かなり神経すり減らしました。そこに追い打ちで、
「狭くて降りられないよ~!」という友人の心無い一言(怒)
…
ハイ、とにかく、駐車するときにはくれぐれも気を付けてください。
走行に関しては、オートマですし、基本的に幅広く交通量の少ない田舎道ばっかりだったので、ストレスなく走れました。
ハイエースをレンタルできるレンタカー屋さん
ハイエース10人乗りワゴンをレンタルできるレンタカー屋さんの代表的な所をピックアップしてみました。
まず、レンタル料の目安から。税込非会員料金。繁忙期ではない通常期での料金です。
6時間まで | 12時間まで | 24時間まで |
---|---|---|
16,200円~17,820円 | 17,820円~22,680円 | 23,760円~28,080円 |
超過料金/日 | 超過料金/時間 |
---|---|
17,820円~20,196円 | 2,592円~3,240円 |
(別途免責保証料が必要な場合があります)
以下がレンタルできる車です。ホームページで確認するときは「ミニバン・ワゴン」のカテゴリーを見てください。
※注
但し、レンタカー屋さんのすべての営業所で扱っているわけではないので、借りたいと思っている営業所に事前に連絡した方がいいですね。
トヨタレンタカー |
---|
基本的にW-4クラス ハイエースグランドキャビン(但し、車種指定することができない場合があります) |
オリックスレンタカー |
---|
WBクラス ハイエースワゴン(但し日産キャラバンなど他の車種になる場合もあります) |
WC10クラス ハイエースワゴングランドキャビン(但し日産キャラバンなど他の車種になる場合もあります) |
ニッポンレンタカー |
---|
W-Bクラス ハイエースワゴン特別仕様車 ミドルルーフ |
W-Eクラス ハイエースワゴングランドキャビン ハイルーフ |
タイムズレンタカー |
---|
W6Gクラス ハイエースワゴン10人乗り(写真ではグランドキャビンの模様) |
おまけ。日産レンタカー。ハイエースのライバル車キャラバンを借りることができます。 |
---|
W5クラス 日産NV350キャラバン10人乗り |
レンタカー屋さんによって置いてあるハイエースのグレードが異なり、ルーフ高も車幅や長さも異なります。
「高さ制限2.1m以下」の駐車場に入れないこともあるので気をつけなくてはいけません。特に大きなハイエースグランドキャビンは運転に注意が必要です。
(慣れてなければこのグレードは避けた方が賢明です)
運悪くハイエースグランドキャビンしかレンタルできなかった場合には、前章
「ハイエースを運転するにあたって注意すること」
を読み直してください。
また、返却時には燃料を満タンにしなくてはいけませんが、タイプによって軽油の場合もありますから、借りる際にガソリンを入れるのか軽油かを聞いておきましょう。
参考までに、ハイエースの「バン」には軽油を燃料とするグレードが存在します。
ハイエース10人乗りで快適に乗れる人数
ハイエースのワゴンは一応10人乗りですが、10人フルに乗ってしまうと、荷物を置くスペースがありません。なので、
ある程度荷物(スーツケース4個位)があるときは、8人が限界だと思っておいてください。
ハイエースを購入するにあたって考えること
ハイエースを扱っているディーラーは
- トヨペット店
です。
※2020年からトヨタディーラーは全ての車種を扱うようになりました。ハイエースはどのトヨタディーラーでも購入できます。
一部大阪ではトヨタ店扱いになっていますが、基本はトヨペット店です。
ネッツ店でも扱っていますが、名前が「レジアスエース」となっています。
中身は全く同じです。違うのはエンブレムだけ。ですが、やはりブランドイメージに天と地ほどの差があるんですね。
「レジアスエースである」という事のデメリットというと、
- 中古車市場で買い叩かれやすい
傾向にあります。特に知識のないユーザーは、中古業者の絶好の”カモ”でしょう。商売上手の中古業者は
レジアスエースにハイエースのエンブレムを付けて高値で売ります。
なので、カモになりたくなければ、ハイエースを買っていた方がいいでしょう。
また、中古車を買う時は、レジアスエースがハイエースとして売られていないか、取扱説明書等で確かめるといいですね。
最後に
いかがでしたでしょうか
- ハイエースの10人乗りは普通免許で運転できるのか?
- ハイエースを運転する時の注意点
- ハイエースをレンタルできるレンタカー屋さん
- ハイエース10人乗りで快適に乗れる人数
- ハイエースを購入するにあたって考えること
を書いてきました。
管理人、地方在住の宿命で通勤に車を使っているのですが、本当に見かけますね。ハイエース。
営業用車が圧倒的に多いですが、「個人で使ってるんだろうな~」という車も結構見かけます。
ワゴンでもバンでも、ノーマルなら平成29年(2017年)3月12日以降に取得した免許でも乗れますから。
また、管理人の住んでる地域で、某テレビ局の夜のニュースの後に天気予報があるのですが、スポンサー企業の動画がバックに流れていて、その中で、
女の人がハイエースを運転しているシーンがあります。女の人でも慣れれば運転しやすい車だという事でしょうね。
また、ハイエースの配送ドライバーの求人もよくあります。ハイエースに慣れる為に当たってみる価値はありそうです。
いつか購入する日のために、いろいろトライしてみましょう!
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