※この記事は2026年9月時点のゆうちょ銀行公式情報をもとに更新しています。
最近は、銀行のATMで通帳を繰り越せるようになり、便利になりましたね。
ゆうちょ銀行も、現在は一部の通帳繰越機能付きATMで繰越ができます。以前は窓口での手続きが必要でしたが、2018年に書いたこの記事の情報も、現在の案内に合わせて更新しました。
この記事では、ゆうちょ銀行の通帳繰越について、必要なもの、印鑑の有無、ATM・窓口でのやり方、なかなか窓口に行けない場合の対処法まで解説します。
ゆうちょ銀行の通帳繰越に必要なものは?
結論からいうと、通常の通帳繰越と、古い通帳の切替・印鑑登録などを伴う手続きでは、必要なものが異なります。
まずは、今使っている通帳が通常の繰越に該当するかを確認しましょう。
通常の繰越に必要なものと手数料
通常の通帳繰越では、現在使っている通帳を持参します。繰越そのものは無料です。
ただし、通帳の種類や状態によっては窓口での確認が必要になるため、印鑑や本人確認書類が必要かどうかを事前に確認しておくと安心です。
なお、通帳の繰越と、紛失などによる再発行、無通帳口座から有通帳口座への切替は別の手続きです。手数料も同じとは限りません。
印鑑が必要ない場合・必要な場合
以前、管理人がゆうちょ銀行に確認した際は、印鑑が必要ない場合と必要な場合があるとの案内でした。
当時の通帳では、表紙に「ゆうちょ銀行」または「Japan Post Bank」と記載されていること、1ページ目のお届け印の上に緑色のシールが貼られていること、「印鑑登録済」の表示があることを確認していました。



ただし、これは当時の通帳を使った確認方法です。現在のすべての通帳に共通する判定方法としては扱わず、印鑑登録の状態が分からない場合は窓口に確認してください。
古い「ぱ・る・る」通帳を繰り越す場合
管理人が以前持っていたのが、ゆうちょ銀行になる前に発行された「ぱ・る・る」の通帳です。

当時は、こうした古い通帳の切替にあたり、印鑑登録や本人確認を伴う場合があると案内されました。
現在も古い通帳をお持ちの場合は、通常のATM繰越と同じように考えず、通帳・お届け印・本人確認書類を用意したうえで、事前に貯金窓口へ相談するのがおすすめです。必要なものは通帳の状態や登録内容によって異なるため、窓口の案内に従ってください。
ATMで通帳を繰り越す方法
現在は、ゆうちょ銀行の一部ATMで通帳繰越ができます。窓口に行く時間がない方は、まず対応ATMを探してみましょう。
繰越できるATMと対応場所の探し方
すべてのゆうちょATMが通帳繰越に対応しているわけではありません。
公式の「郵便局・ATMをさがす」で、利用条件から「ATMから選ぶ」を選択し、「通帳の繰越・有通帳口座への切替」にチェックを入れて検索できます。
近くの郵便局にATMがあっても、繰越機能があるとは限らないので、出かける前に確認しておきましょう。
ATMでの通帳繰越のやり方
対応ATMでは、画面の案内に従って通帳繰越を行います。
通帳繰越機能付きATMで、画面の案内に従って手続きを進めてください。操作方法が分からない場合や、繰越できない場合は、ゆうちょ銀行または郵便局の貯金窓口に相談しましょう。
操作画面や対応する通帳の種類はATMによって異なる場合があります。画面に繰越の案内が出ない場合は、無理に操作せず、窓口で確認してください。
ATMで繰越できない場合の対処法
ATMで繰越できないときは、次のような可能性があります。
- そのATMが通帳繰越に対応していない
- 通帳がまだ繰越対象になっていない
- 古い通帳など、窓口での確認が必要な状態
- 通帳の磁気不良や破損などがある
まずは対応ATMかどうかを確認し、それでも繰越できなければ、通帳を持って貯金窓口に相談しましょう。
窓口での通帳繰越のやり方と所要時間
ATMで繰越できない場合や、古い通帳の切替などを伴う場合は、窓口で手続きします。
窓口での手続きの流れ
貯金窓口で「通帳の繰越をしたい」と伝え、現在の通帳を提示します。
通常の繰越であれば、そのまま手続きが進みます。印鑑登録の確認や本人確認などが必要な場合は、窓口の案内に従ってください。
古い通帳や特殊な状態の通帳をお持ちの場合は、通帳・お届け印・本人確認書類を準備しておくと、再度出向く手間を減らせます。
繰越にかかる時間はどれくらい?
管理人が以前、コールセンターに確認した際は、ケースによって異なるため、はっきりした所要時間は案内できないとのことでした。
通常の繰越と、古い通帳の切替・印鑑登録・本人確認などを伴う手続きでは、かかる時間が異なります。
そのため、時間に余裕を持って窓口へ行くことをおすすめします。特に、古い通帳の切替を予定している場合は、事前に必要なものを確認しておくと安心です。
本人以外でも繰越できる?委任状は必要?
本人以外が手続きする場合は、通帳の状態や手続き内容によって、委任状や本人確認などが必要になることがあります。
以前の案内では、代理人による手続きの際に、名義人本人への電話確認が行われる場合もあるとのことでした。
現在の必要書類や確認方法は、手続き内容によって異なります。家族などに頼む場合は、事前に窓口へ確認してから出かけてもらうのが確実です。
ATMと窓口の違いを比較
どちらで繰り越すか迷ったときは、次のように考えると分かりやすいです。
| 比較項目 | 対応ATM | 貯金窓口 |
|---|---|---|
| 通常の通帳繰越 | 対応機種で可能 | 可能 |
| 必要なもの | 通帳など、画面の案内に従う | 通帳。追加書類が必要な場合あり |
| 利用時間 | ATMの設置場所・営業時間による | 各窓口の営業時間による |
| 古い通帳・特殊な手続き | 対応できない場合あり | 状態を確認して案内 |
| デザインの希望 | ATMでは選べない場合あり | 希望がある場合は事前に相談 |
通常の繰越なら対応ATMを確認し、古い通帳や印鑑登録などが気になる場合は窓口へ相談するという使い分けがおすすめです。
通帳繰越でよくある疑問
余白が残っていても繰り越せる?
通帳の余白が残っている場合、通常の繰越対象になっていないことがあります。
「まだ使えるけれど、新しい通帳にしたい」という場合は、自己判断でATMを操作するのではなく、窓口に相談してください。通帳の状態や希望する手続きによって案内が異なります。
繰越後に記号番号・口座番号は変わる?
通常の通帳繰越は、同じ口座で新しい通帳を使うための手続きです。新しい口座を開設するものではありません。
ただし、古い通帳の切替など、通常の繰越とは異なる手続きを行う場合は、窓口で確認しておきましょう。
古い通帳はどうなる?
繰越後も、古い通帳には過去の取引履歴が残っています。
家計管理や過去の入出金を確認するために必要になることもあるので、古い通帳はすぐに捨てず、大切に保管しておくのがおすすめです。
新しい通帳のデザインは選べる?
通帳のデザインを選びたい場合は、ATMで繰り越す前に窓口へ確認しておくと安心です。
ATMでは希望するデザインを選べない場合があるため、デザインにこだわりがある方は注意してください。
磁気不良・破損・紛失した場合は?
通帳が読み取れない場合や破損している場合は、通常の繰越とは別の対応が必要になることがあります。
また、通帳を紛失した場合は、繰越ではなく紛失・再発行の手続きになります。必要なものや手数料が異なる場合があるため、窓口で確認してください。
通帳の繰越になかなか行けないときは?
学生や社会人だと、平日に窓口へ行く時間を作るのが難しいこともありますよね。
そんなときは、まず対応ATMを探し、それでも難しい場合に、記帳方法や無通帳口座への切替を検討してみましょう。
まずは対応ATMを探す
以前は窓口での繰越が必要でしたが、現在は一部のATMで対応しています。
そのため、「窓口に行けないから繰越できない」と考える前に、近くの通帳繰越機能付きATMを確認するのがおすすめです。
記帳を放置すると合算される?
ずっと記帳していないと、ゆうちょ銀行では未記帳の取引が「合算」として表示されることがあります。
合算とは、複数の入出金履歴がまとめて表示されることです。
現在の公式案内では、未記帳の取引明細が30行を超えたときに合算されます。
以前の記事では、合算後に明細書が郵送されると説明していましたが、現在は、郵送を希望する場合に窓口で手続きする案内となっています。
合算された内訳は、直近5つの合算分で、合算日から1年以内のものに限り、窓口で無料の「通帳未記入金内訳書」を発行できます。通帳と本人確認書類を持参して相談してください。
また、ゆうちょ通帳アプリやゆうちょダイレクトでも、各サービスの登録後の明細を確認できます。
ゆうちょダイレクトプラスに切り替える方法
ゆうちょダイレクト+(プラス)は、紙の通帳を発行しない無通帳型総合口座です。
現金の預け入れや払い戻しはキャッシュカードで行い、入出金明細や残高などはインターネット上で確認します。
紙の通帳を使わないため、記帳や繰越のために窓口・ATMへ行く必要がなくなります。現在は、2021年3月以降の明細について最大20年間確認できる案内です。
ただし、切り替えた時点で、使用中の紙の通帳は利用できなくなります。紙の通帳を使い続けたい方は、十分考えてから切り替えましょう。
管理人も以前、ゆうちょダイレクトプラスを利用していました。当時はログイン情報や認証方法を覚えるのが面倒に感じたこともありましたが、キャッシュカードの暗証番号を忘れてATMが使えなくなったときに、インターネット上で口座を確認できて助かった経験があります。
なお、切替前にキャッシュカードが使用できることを確認してください。また、ゆうちょダイレクト+(プラス)は総合口座向けのサービスで、口座の種類や利用状況によっては切り替えられない場合があります。
また、ログイン方法や認証方法は当時から変更されているため、現在の利用方法は公式案内を確認してください。
⇒ゆうちょ銀行のATM暗証番号を忘れた!手続き方法その他を徹底解説
紙の通帳に戻したい場合は?
ゆうちょダイレクト+(プラス)から、有通帳口座へ切り替えることもできます。
現在は、通帳繰越機能付きATMでキャッシュカードを使って手続きできるほか、貯金窓口でも対応しています。
窓口では、キャッシュカード・本人確認書類・印章(お届け印を登録している場合はお届け印)などが必要です。
なお、無通帳型総合口座から有通帳口座への切替手数料は、原則1,100円です。ただし、無通帳型総合口座の開設後2か月以内で、初めて通帳を発行する場合に限り無料です。口座開設日の2か月後の応当日が非営業日、または存在しない場合は、翌営業日まで無料となります。
まとめ・必要なものを確認して繰越しよう
ゆうちょ銀行の通帳繰越は、現在では一部の対応ATMでも行えます。
通常の繰越なら、まず通帳を用意して対応ATMを確認しましょう。古い「ぱ・る・る」の通帳や、印鑑登録・本人確認などが必要になりそうな場合は、事前に窓口へ相談すると安心です。
また、窓口に行けない場合でも、記帳を放置するのではなく、対応ATMやゆうちょダイレクト+(プラス)など、自分に合った方法を検討してみてください。
管理人も以前は、通帳の繰越が面倒だと感じていましたが、現在は選択肢が増えています。この記事が、必要なものを確認してスムーズに手続きする参考になれば幸いです。
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