最近は、都市銀行、地方銀行などでは、ATMや繰越機で徐々に「通帳の繰越の自動化」がされるようになっていますね。
しかし、残念なことに、ゆうちょ銀行は、2018年1月現在、ATMや繰越機で通帳の繰越ができません。
なので、窓口で通帳の繰越手続きをする必要があります。
次の章から、タイトルの通り
- ゆうちょ銀行の通帳の繰越に印鑑は必要?
- その他、手続き方法、持っていくもの
- 繰越になかなか行けない時に使う方法
等について解説していきます。どうぞご覧ください。
ゆうちょ銀行の通帳の繰越に印鑑は必要?
結論を言いますと、「印鑑が必要ない場合と必要ある場合」両方があります。
2つのケースについて説明していきましょう。
印鑑が必要ない場合
この場合は、印鑑も必要ありませんし、持っていくものは通帳だけでOKです。画像で説明しましょう。
まず、ゆうちょ銀行の通帳である事を確認します。
※注
下図は一例です。デザインが複数確認されています。「ゆうちょ銀行」または「Japan Post Bank」の文字が表紙にあれば大丈夫です。
その次に通帳の1ページ目を開いてください。
お届け印が押されていて、さらにその上に緑色のシールが貼られているのを確認します。
次に同じページの下の方に「印鑑登録済」という赤いハンコがあるのを確認してください。
上にあげた3つが確認できれば、
- 持っていくものは通帳だけ
- 印鑑不要
また、本人でなくても繰越手続きができます。
次に印鑑が必要ある場合です。この場合は、本人確認できるものも必要になりますので、持って行きましょう。
印鑑が必要ある場合
印鑑が必要ある場合とは、ゆうちょ銀行になる以前に発行された通帳を繰り越す時です。
管理人ちょうど持ってました。「ぱ・る・る」の通帳です。ゆうちょ銀行になる前の「日本郵政公社銀行部門」の時の通帳ですね。
この通帳の場合は、
- 印鑑(通帳印でなくても可、但し、持って行った印鑑がお届け印になるので、シャチハタ・ゴム印・100円ショップの印鑑は避けましょう)
- 本人確認できるもの(写真付きがお勧め。免許証、パスポート、住基カード。マイナンバーカードはお勧めしません)
が必要です。本人確認できるものに関して、こちらも参考になると思います。
通帳の繰越手続きにかかる時間はどれくらい?
管理人は通帳繰越手続きを行う前に「ゆうちょダイレクトプラス(紙の通帳を発行しない方法)」に切り替えたので、コールセンターのオペレーターから聞いた情報になりますが、
「ケースによって違うので、はっきりとは申し上げられない。」
との事でした。
なので、管理人の推測になりますが、以下が最も時間がかかるパターンになると思われます。
- 「ぱ・る・る」からの通帳繰り越し
- 同時に行われる「改印手続き」
- 本人確認作業
- 本人以外が繰越に行くときは委任状は必要になる事もあり得ます(もちろん本人直筆。窓口に行くまでに用意する必要があります。)
委任状に関してはこちらをご覧ください。
繰越の場合の書式が無いので、不明な点は、お問い合わせダイヤル、
0120-108420(通話料無料)
に聞いてみるといいでしょう。
そして更に、代理人が繰越手続きに行った場合「本人への電話確認」がされる場合があります。
もちろん、本人が電話に出なければ確認できないので、繰越ができません。
この、「最も時間のかかるパターン」に当てはまる場合は、かなり時間に余裕をもって行った方が良いでしょう。
通帳の繰越になかなか行けない!さてどうする
ゆうちょ銀行の窓口の営業時間は普通の郵便局で9:00~16:00、土日祝休みとなっています。
なかなか行けませんよね。特に学生・社会人だと。
そこでどうするかなんですが、2つの方法があります。
- 放置して、合算がされた頃にゆうちょ銀行から来る「明細書」で履歴を確認
- ゆうちょダイレクトプラスにしてしまう
1つずつ説明しましょう。
放置して、合算がされた頃にゆうちょ銀行から来る「明細書」で履歴を確認
ずっと記帳していないと、ゆうちょ銀行は入出金履歴を「合算」してしまいます。
「合算」とは、「一定期間の入出金履歴を合計金額で表示する事」です。
ゆうちょ銀行では30行から31行取引が記帳されないと「合算」されると言われています。
当然お金の流れが見えなくなります。が、安心してください。
合算されると、後日、ゆうちょ銀行から「これだけ合算しましたよ~」と言う明細書が送られてきます。
それを、とっておけば、お金の流れは見えます。
ゆうちょダイレクトプラスにしてしまう
ゆうちょダイレクトプラスとは「紙の通帳を使わないインターネットバンキング」の事です。
入金、出金、振込、残高照会などの取引は、基本的にATMかインターネット上で行います。
ちなみに、ゆうちょダイレクトプラスに切り替えた時点で、紙の通帳は使えなくなります。
インターネットに強い人にはお勧めしたい方法です。が、管理人が使っている感想を一言でいうと
「メンドクサイ…」
です。何がめんどくさいかというと、とにかく覚えておかなければならない事が多い。
- お客様番号
- ログインパスワード
- 3つの合言葉の問題と答え(問題3つ答え3つ合計6つ!)
- 登録した画像
- ダイレクト暗証番号(通帳・キャッシュカードの暗証番号とは違います)
上にあげた5つ、すべて他言無用の大事なログイン情報です。
お客様番号とログインパスワード位なら覚えておけますが、
- 3つの合言葉の問題と答え
- 登録した画像
- ダイレクト暗証番号
は、かなりの確率で忘れます。普段使わないので。そして、
- ログアウトの時に「利用停止してログアウト(推奨)」でログアウトした時や
- パソコンを買い替えたときにログインすると
お客様番号とログインパスワードと、更に“3つの合言葉の問題と答え”の入力を求められます。
もちろん、
- 3つの合言葉の問題と答え
- 登録した画像
- ダイレクト暗証番号
を忘れたときには、初期化手続きを、郵送または窓口でやる羽目になります。
はっきり言って、心が折れますorz。メリットも多いんですが、それ以上にデメリットの方が目立つんですよね…。
あ、ただですね、実は管理人、過去にゆうちょ銀行のキャッシュカード・通帳の暗証番号を忘れ、両方ロックさせてしまい、ATM使用不可…。
という「強烈なピンチ」に立たされたことがあり、その時に、「ゆうちょダイレクトプラス」が使えたので救われた覚えがあります。
その模様はこちらをご覧ください。記事の中ぐらいに関連情報があります。
⇒ゆうちょ銀行のATM暗証番号を忘れた!手続き方法その他を徹底解説
ただ、くどいようですが、ゆうちょダイレクトプラスにした時点から、紙の通帳は使えなくなります。
なので、ゆうちょダイレクトプラスに切り替えるときは、十分考えてから切り替えることをお勧めします。
最後に
いかがでしたでしょうか。
ゆうちょ銀行の通帳の繰越に印鑑は必要?から、繰越手続きにまつわる情報を書きました。
正直言って、ゆうちょ銀行の通帳繰り越し手続きって、都市銀行、地方銀行に比べて煩雑です。
「んじゃ、管理人さん、なんでそんな煩雑な所に口座持ってるの?」
って声が聞こえてきそうですね。なんでかというと、
- 振込手数料が安い(ゆうちょ銀行間はタダだし、他銀行への振込も安い)
- ヤフオクでゆうちょで取引希望する人がいる
- 店舗数の多さ(これに関しては他銀行に比べ圧倒的ですね)
そして、これは管理人の個人的な事ではあるのですが、応援しているアーティストがいまして、
ライブチケットを手に入れる時に、ゆうちょ銀行振り込みを指定すると、チケット売り上げの多くがそのアーティストに入ると言う事で、口座持ってます。
そのアーティストとは、この方たちです、ご覧ください。
Tae-chuのかくれんぼという曲がイイ!仙台発2人組ユニット
参考になれば幸いです。
その他にもゆうちょ銀行関連の記事を書いています。どうぞご覧ください。
⇒ゆうちょ銀行での振込のやり方!窓口・ATM・払込取扱票の方法を解説
⇒ゆうちょ銀行で払込取扱票で振込をしよう!窓口とATMでの方法を解説
⇒ゆうちょ銀行からの振込をATMでしよう!基本から操作方法まで全特集
⇒ゆうちょ銀行のATM暗証番号を忘れた!手続き方法その他を徹底解説
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