2016年7月10日、参議院選挙。
この選挙から、選挙権を持てる年齢が従来の20歳から18歳に引き下げられました。
1945年に日本国憲法が発布し、公職選挙法が施行されてから実に70年ぶりの大きな出来事。これにより、選挙権をもつ国民の数がおよそ240万人増えるといわれています。
選挙権を持てる年齢を引き下げることによって、投票率を上げる狙いがあるとかささやかれてもいますが、管理人的には素直に歓迎したいと思います。
政治家の人が若い人の声に耳を傾けるいいきっかけになると思うし、若い人も政治に興味を持つきっかけになればと。
象徴的なのがテレビ。国会議員を決める国政選挙の時なんかは、ゴールデンタイムが選挙一色になりますから、選挙権を持ってない若い人から見ると、
退屈。
以外の何物でもなかったですもんね。選挙権を持つとゴールデンタイムの選挙番組ががぜん面白く見れるようになります♪
でも、選挙ってなんか難しそうと思っていませんか? 選挙って大人の人が難しい顔して、黙々と投票するみたいな…。何よりあの投票所という場所がなんとなく行きにくい…。
そんなことはないですよ~。不安なのは最初の1回だけ! その不安をなくすためにこの記事を書きました。気楽な気持ちで読んでください^^
まずは勇気をもって投票所に行こう!
まずは”投票所に行くこと”から始めましょう。1人で行くのが不安なら、親御さんと一緒に行くというのもいいですね。
持っていくものは、投票所入場券という1枚の紙です。
あなたに選挙権があるならば、選挙日前に「投票所入場券」というハガキが家に届いているはずです。世帯主名で届いているので親御さんと同居しているのなら、親御さんの名前で届いています。
それをめくってみると「氏名」欄に氏名が載っています。あなたの名前があったら、あなたは選挙権を持っています。
ミシン目があってちぎれるようになっているので、ちぎって、あなたの分を投票日、投票所に行く時まで無くさないように、大事に持っていましょう。
青が選挙名、黄色が氏名、赤が投票日時と場所です。
(もっとも投票所入場券を忘れたり無くしたりしても、入場券指定の投票所受付で氏名を言えば、受付の人が選挙権があるか確認して、投票させてくれるのですが。)
それでは次の章から詳しい手順を、
- 国政選挙
- 地方選挙
に分けて説明します。
投票の手順 やってみれば意外と簡単です(国政選挙編)
ここからは投票の手順を説明しましょう。まずは参議院国会議員、衆議院国会議員を決める国政選挙から、大まかに手順を言うと
- 1つ目の受付の人に投票所入場券を渡す
- 小選挙区候補者投票用の投票用紙をもらう
- 記入台で候補者の名前を書く
- 投票箱へ投票
- 2つ目の受付に行く
- 比例代表投票用の投票用紙をもらう
- 2つ目の記入台で政党の名前を書く
- 2つ目の投票箱へ投票
- 出口に向かう
まずは、投票所入場券を持って入口一番手前の人に渡しましょう。そこからはベルトコンベアー式に進むだけです。受付を済ませ、投票用紙が渡されるので、
- 記名する場所で候補者の名前を書き
- 投票箱に投票用紙をタテに2つ折りにして入れ
- 次の受付に向かいます。
たいてい動線がロープで作られているので、どう動けばいいか、迷うことはないはずです。あなたが迷っているようなら「こちらへどうぞ。」と受付の人から案内されるので、落ち着いていきましょう。そこで比例代表の投票用紙をもらい、
- 記名する場所で政党の名前を書き
- 投票箱に投票用紙をタテに2つ折りにして入れ
- 出口に向かいます。
投票の手順 やってみれば意外と簡単です(地方選挙編)
次は地方選挙、
- 都道府県知事
- 都道府県議会議員
- 市区町村長
- 市区町村議会議員
を決める選挙。
こちらは簡単です、1回の投票で終わりですので、
- 入口一番手前の受付で投票所入場券を渡し受付を済ませ
- 投票用紙をもらい
- 記入台で候補者の名前を書き
- 投票箱に投票し
- 出口に向かいます。
ロープで動線が張ってあり、一方通行なので、迷うことはまずないでしょう。
“期日前投票”という便利な制度があります
「投票に行きたいんだけど、投票日は都合が悪くていけない…。」
という人のために期日前投票という制度があります。理由は仕事とかじゃなくても良くて、レジャーも認められます。休日に友達と遊びに行くとか、彼女とデートするから選挙に行けない。というのも、
アリ、
なのです。手順は
- 受付の時に宣誓書というのを渡されて
- 名前、生年月日が合っているかの確認をし
- 宣誓書に名前を書き
- 受付の人から(期日前投票に来た)理由を聞かれますので
堂々と「投票日は出かけます。」と言えばいいです。
誰に投票するか、どの政党に投票するか迷ったら
選挙が近づくと、テレビも新聞も、はたまた市区町村で配られる広報誌まで、選挙の事がこれでもかと報道されます。
もちろんそれを読んで、じっくり決められるのならそれが一番理想の方法なのです。でも、実際初めての選挙の時はチンプンカンプンで
- だれに投票すればいいかわからない。
- どの党に投票すればいいかわからない。
と悩むことになると思います。が、大丈夫です(^^)v 投票所へ行くと記名する台の正面に、必ず、
- 候補者名(どこの党から出ているかも書いてあります)や
- 比例代表なら政党名
が、書いてあります。その中から選んで書けばいいのです。選ぶ基準は、
- 選挙カーで名前を聞いた人
- 新聞やテレビで印象に残った人
- 有名な党から出ている人
を書けばいいでしょう。最初はそんなものでいいんです。何度も選挙に行ってるうちに、
- 今回はどの候補者に入れるかな~とか
- 今回はどの政党に入れるかな~とか
見えてくるようになります。それから、衆議院選挙の時に行われる、最高裁判所裁判官国民審査というものがあるのですが、
これは名前の上に×印をするとその裁判官を認めない。無印の時は認める。というので、有権者のほとんどが意味が分からず、無印、つまり認めた状態で投票してしまっています。なぜか?
- どの裁判官がどんな裁判に関わったか、ほとんどメディアで報道されないのと、
- 裁判官を選ぶ材料が最高裁国民審査公報という法律の専門家しかわからないシロモノ
で判断しろと言っているからです。管理人含むほとんどの国民には無理な話ですね。最高裁国民審査公報というのは選挙管理委員会によると
「各家庭に配られている」
という事ですが、管理人は一度も見たことがありません。いや、たぶん見ても分からないでしょう。テレビや新聞で扱われることも少ない最高裁の判例、
一番分かりやすいのはネットです。必ず裁判員の判例をUPしてくれる人がいますので、判例を読んで、厳しくジャッジしたいものです。
最後に
いかがだったでしょうか。選挙の手順について書いてきました。私が初めて選挙に行ったのは20歳の時、参議院選挙の時でしたね。
地元を離れ上京していたので、候補者に知ってる顔もなく、候補者は適当に書いて、比例代表だけ「スポーツ平和党」と書いて出した覚えがあります。
アントニオ猪木が出馬してたんですよね~。有名だったというのはもちろん、いい意味で政治の世界をかき回してくれそうだったので、期待票という感じで入れました。
選挙の場所は、初めて行く小学校の体育館ででしたが、迷った覚えがないので、動線や案内がきちんとされていたのだと思います。
ちょうどそのころは土日休みの仕事についていたので、テレビで選挙速報、楽しみながら見る事ができました。アントニオ猪木、比例で国会議員になりましたしね。
今は地元に戻って、知っている顔だし、だいぶ勝手も分かってきたので、誰に投票するかじっくり考えています。
今年は私の住んでる選挙区からは当選枠が従来2名だったのが1名になってしまったので、現職1名が確実に落ちることになります。
そういう意味でも真剣に考えないと、ですね^^
選挙は国民が政治に参加できる貴重な機会です。「私一人が行ったって何も変わりはしないよ…」という前に、まず、選挙に行ってみませんか?
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