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お疲れ様とご苦労様!使い分けはケースバイケースで

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「お疲れ様」は目下の者が目上の者に使う言葉。

「ご苦労様」は目上の者が目下の者に使う言葉。

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って入社したときのマナー研修で習ったんだけど、先日ネットを調べてみたら、50代以上の年齢層の人は、「お疲れ様」といわれることをあまりよくは思ってないらしいという記事が出てました。

例えば50代の上司よりも先に退社するときは「お先に失礼します」が正しくて「お疲れさまでした」は違うとか。

タレントのタモリさんも「子役がやたら”お疲れ様です”」を使うのはいかがなものか?と苦言を呈していたし…。

「お疲れ様」「ご苦労様」どう挨拶するのが正しいんでしょうか。

「御苦労」の語源が、一説によると昔の殿様が目下に言った言葉だからという説があるようですが、これは問題外。

殿様が目下をねぎらう言葉は、時代劇でも聞けますが「大義であった。」ですもんね。

となると、ケース・バイ・ケースということになるんですが、どういう場面で、「お疲れ様」「ご苦労様」を使い分ければいいのか。

調べてみましたので、詳しく見ていきましょう。

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基本的に目上に”お疲れ様です” 目下に”ご苦労様”でOK

基本は目上の人に「お疲れ様です。」目下の人に「ご苦労様です。」でOK!

会社組織など、内側の人間に対してはこれでいいでしょう。

タモリさんの言っていた「子役がやたら”お疲れ様です”を連発するのはいかがなものか?」というのは、その言葉に心がこもってないことを見抜いたからじゃないでしょうか。

子供の挨拶というと、”形をまねるだけ”で精一杯でしょうから。大人の挨拶は、少なくとも心がこもっている分、アリだと思います。

ただしこれはひっくり返して言うと、大人が軽い気持ちで「お疲れ様です」を連発すると、人間性が疑われるということですね。気を付けないといけません。

さて、ここで例外がでてきます。目上の人に「ご苦労様」という場面ですね。「ご苦労様」が一概に失礼とは言えない。そんな場面があるんです。

次の章でお話ししましょう。

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目上の人に”ご苦労様”という場面とは

その道のプロに仕事をお願いするとき

身近なところだと、郵便や宅配便の配達の方、植木屋さん、これからの季節だとエアコン取り付けの業者さんなど、自分の家のために働いてくれた方には、その労をねぎらう意味で
「ご苦労様です。」を使います。

仕事上、取締役クラスが出なくてはいけないほど重要な案件をお任せするとき

大きなプロジェクトで、取締役クラスの決済が必要なとき、または、会社の不祥事で取締役が表に出なくてはならなくなったとき、「ご苦労様でございます。」と使います。

また、会社や組織で、外部から権力のある方をお招きし、その権力を使って物事を進めるときなども「ご苦労様です。」を使います。

これは「お疲れ様です。」を使うと逆に軽いニュアンスに聞こえてしまいますね。重大な仕事をやっていただくのですから、最大限の敬意を表して

「ご苦労様です。」というべきです。

天皇に時の総理大臣が「ご苦労様でございました」といったことがある

また、解釈が分かれた例として、昭和60年天皇在位60年記念として、当時の中曽根康弘首相が、昭和天皇に向けて

「ご苦労様でございました。」

と挨拶をしたというのがありますね。天皇は日本で最も偉い方。その天皇に向かい「ご苦労様」は不敬ではないか。という意見も出たようですが、

日本国民のために、60年間働いてくださった事と、当の中曽根首相も「ご苦労様」しか言いようがなかったと、後に述べています。

この場合も「お疲れ様です」だと軽く聞こえてしまうのは私だけでしょうか?

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最後に

「お疲れ様です」「ご苦労様です」の使い分けについて書いてきました。こうやって見てみるとなかなか難しいものですね。

でも、基本は目上の方には「お疲れ様です」、目下の方には「ご苦労様です」でいいと思います。

悩んで、挨拶できなくなるというのが、一番よくないですからね。

私は、上司より早く帰る時は意識して「お先に失礼します」を使うようにしています。これが一番間違いないようですので^^

もし、特に目上の方に言う表現でいいものがありましたら、コメント欄にてお知らせください。お待ちしておりますm(_ _)m

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