「自分の妻を紹介するときって、どう紹介すればいいんだろうね?」
先日、学校の同級の友達で集まって飲んだ時にそんな話題が出ました。独身、既婚者入り混じっての集まりだったのですが、既婚者は結構悩んでる人が多かったですね。
なので、家にお邪魔したりすると、“奥さん”が留守なことが多いのが、私たちの集まりの特徴です。紹介する方もどう紹介すればいいかわからないんでしょうね。
- カミさん
- カーチャン
それとも
- ワイフ(笑)とか
これが我々みたいな気の置けない友人同士なら、なんと呼ばれても、気にも留めないんですが、仕事関係とかになってくると、ちょっと悩んでくるんですよね。
まず自分の妻をどう呼ぶ?
Yahoo知恵袋に「自分の妻のことを”うちの奥さんが~”と呼ぶ人がいるんですが、これって間違いですよね~。」というような質問が載っていました。
たしかに、自分の妻を「奥さん」って呼ぶのってなんとなく違和感があります。他人の妻の事ですよね。”さん”ってつけてる以上。“奥”っていうのもなんかうやうやしいというか。江戸時代の”大奥”を思い出させます。
少なくとも、きちんとした席では使えないですね。使ったら見識を疑われます。
じゃあ、どう呼ぶか、ですよね。
妻の呼び方序列
妻の呼び方の序列です、
自分の妻を他人に紹介するときのもの。
愚妻>嫁>かみさん>妻>家内>女房>奥
次に、他人の妻を呼ぶときのもの
奥さん>細君
ただ、今の世の中、妻を「愚妻」なんて言ったら、「どんだけ亭主関白な家なんだよ!!」といわれそうだし、「細君」なんて小説の世界でしか使われなさそう。私たちには、ちょっと縁遠い言葉ですね。じゃあ他のはというと、
嫁=ヨメ→正確には息子の妻の事。でも関西では妻につかわれてますね。
かみさん=カミさん→やっぱ刑事コロンボですか(笑) あまり使われることはなさそうです。
家内→会社の上司に紹介するときですかね。
妻→これも会社関係ですかね。ただ似合うのは40代以降か?
女房→会社の同僚に妻を紹介する機会があったら使えますね。
家内→会社の上司が部下に紹介する時に使いそう。
女房→これも会社の上司が部下に紹介するときに使いそう。
奥→”さん”をつけないことで自分の妻の紹介になる。ただし今となっては使うのは落語の世界ぐらいか。
奥さん→他人の妻を呼ぶときの一番ポピュラーな言い方ですね。
他にも、相方、ワイフとかもあります。
自分の妻を”奥さん”呼ばわりするのってヘン?!
辞書とか引くと確かにおかしい使い方ではあるんですよね。自分の妻を”奥さん”っていうのは。そもそも奥さんは、かつては”奥様”という使われ方がされていて、江戸時代は公家や大名の妻の呼び名でした。その位、位の高い人の呼び名だったんですもんね。
明治時代以降、一般にも広くつかわれるようになりはしましたが、それでもやはり”奥さん”と“さん”付けする以上、自分の妻を呼ぶのにはふさわしくない。というのはわかります。
でも、友人、知人の、気楽な集まりの時に、妻を紹介するときに、「コレ、ウチの奥サン♪」というのはアリの様な気がします。逆を考えてみましょう。女子の集まりで
「コレ、ウチの旦那サン♪」
っていうのって、意外に違和感ないような気がするんですがいかがでしょう。
最後に
「コレ、ウチの奥サン♪」
自分の妻に”さん”をつける。確かに使い方としてはおかしいんですが、要はTPOをわきまえればいいんじゃないかと思います。使う相手をきちんとわきまえてれば、人間性を疑われることはないでしょう。
あんまり、厳格に使い分けて、「おカタイやつ」と思われることだってあるわけですからね。
知識をきちんと知っていて、あえて、間違えた崩した使い方をする。それも大人のたしなみですからね^^
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