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ハイエースのガソリン&ディーゼルを徹底比較!選ぶ基準はずばりコレ

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ハイエースには、ガソリンエンジン搭載車とディーゼルエンジン搭載車があります。

調べれば調べるほど、両方の「強み・弱み」が見えてきて、悩んでしまいますね。

そこで管理人、調べました。

  • ハイエースを運転している友人の声(主に業務用車ですが)
  • ネットからの情報
  • 管理人がじかにハイエースを見て調べた情報

そこから導き出された結論を書いていきます。

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ハイエースのディーゼル車を選ぶ理由はずばり”走り”です

ハイエースは、業務用途・マイカー用途共に、

  • バン(特に4ナンバー)が人気
  • バンはガソリン車、ディーゼル車を選べる

というのは、ご存知でしょう。

そして、ガソリン車かディーゼル車か迷うのは、特にマイカー用途の時ですね。

そこで、管理人が調べた結果、ディーゼルエンジン車を選ぶ理由は、

走り。

この1点に尽きる。という結論に達しました。詳しく言いますと、以下の場合では圧倒的にディーゼル車が有利です。

  • 高速道路を走ることが多い
  • キビキビした走りを望む
  • 重い荷物を頻繁に載せて走る
  • 坂道を通ることが多い

逆に以下の場合では、ガソリン車でも十分ということもわかりました。

  • 街乗りメインである
  • 高速道路ではアクティブな走りはしない(追い越しはめったにしない)
  • 重い荷物はめったに載せない
  • 平坦な道路をメインで走る

さて、その根拠とは?なんですが、次の章から詳しく書いていきます。

ちなみに、ハイエースを選ぶもう一つの基準として、このような記事も書いています。良かったらご覧ください。

ハイエースのおすすめグレードとは?マイカー・仕事兼用前提で調査

維持費という視点でガソリン車 ディーゼル車を比較

ハイエースのガソリン車って確かに走らないんです。

でも、街乗りメインだったら、ガソリン車もディーゼル車も走りに大した差はありません。

それならば、重要なのは「ハイエースの維持費」だろう。ということで、以下のものをピックアップしました。

ハイエースのガソリン車・ディーゼル車の

  • 本体価格
  • 燃料代
  • リセールバリュー(中古買取価格)
  • 自動車税
  • 車検費用
  • 交換部品費用

です。それでは、各項目見ていきましょう。

本体価格

まずは、本体価格から。

(※200系5型で計算。本体価格のみ。メーカー希望小売価格で買った場合とします。)

  • ハイエース4ナンバーの場合

ディーゼル車はガソリン車に比べ、約59万円高い。

  • ハイエース1ナンバーの場合

ディーゼル車はガソリン車に比べ、約47万円高い。

という結果になり、ディーゼル車の方が高いことがわかりました。

ということになります。さすがにディーゼル車の車両本体価格、「高い」と言わざるを得ませんね。

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燃料代

ハイエースの燃料は、

  • ガソリン車→レギュラーガソリン
  • ディーゼル車→軽油

になります。2019年2月現在の全国平均の燃料価格は

  • レギュラーガソリン138.7円
  • 軽油120.1円

となっています。燃費はディーゼル車の方がいいのは確かです。

でも、相当距離を走っても、ガソリン車との本体価格差を埋められる程ではないのです。

リセールバリュー(中古買取価格)

「ディーゼル車の方がガソリン車よりも中古買取価格は高い。」

と言われていますが、あながちそうとも言えないようです。

色々調べてみたところ、確かにほとんどのグレードではディーゼル車の方が高いですが、

ごく一部、年式・走行距離によっては、ガソリン車の方が中古買取価格が高いグレードもありました。

(DXの一部グレード。但し、バン・スーパーGLに関しては、確実にディーゼル車の方が高いです。)

参考までに、中古買取価格を知りたいとなるとよく目にする「中古車買取価格一括査定サイト」。

この、「中古車買取価格一括査定サイト」の恐ろしさを指摘した記事があります。ご覧になってみてください。

車一括査定とは?登録であなたは5万円の経費を払うことになります

どちらにしても、ガソリン車との価格差を埋められる程の買取価格差ではありません。

自動車税

ガソリンエンジン車の場合は、排気量によってかかる税額が変わってきますが、

乗用車(ハイエースなら3ナンバー)が結構細かく分かれているのに比べ、バン(4ナンバー、1ナンバー)はかなりざっくりとしています。

なので、バン(4ナンバー、1ナンバー)のガソリン車は排気量があるのに、自動車税は安いです。

税額を載せますと、

ハイエース4ナンバー2000ガソリン、1ナンバー2700ガソリン、1・4ナンバー3000ディーゼル(自家用の場合)
16,000円/年
ハイエース3ナンバー2700ガソリン(自家用の場合)
51,000円/年

です。が、見逃せないのが、

  • ガソリン車の場合、新車登録13年目から
  • ディーゼル車の場合、新車登録11年目から

自動車税が15%上乗せされる点(2017年4月より)。ディーゼル車の方が2年早いんですね。

参考までに、15%上乗せされた後の税額を載せますと(自動車税額×1.15ですね)

ハイエース4ナンバー2000ガソリン、1ナンバー2700ガソリン、1・4ナンバー3000ディーゼル(自家用の場合)
18,400円/年→2,400円/年のプラス
ハイエース3ナンバー2700ガソリン(自家用の場合)
58,650円/年→7,650円/年のプラス

です。

車検費用

車検費用に関しては、ガソリン車、ディーゼル車、大差ないようです。

ここの車検、調べてみましたが、検討の価値ありそうです。


交換部品費用

ハイエース200系4型を例にお話ししますが(2019年2月現在。)、

※注
2019年2月更新。ハイエースは5型からガソリンエンジン・ディーゼルエンジン共に「タイミングチェーン」が標準装備になりました(トヨタのメカニックの知り合いに確認済み)。
よって5型以降は、タイミングチェーンの交換は必要がなくなりました。

一番見逃せないのが「ディーゼル車のタイミングベルト交換費用」ですね。ゴム製のベルトを交換します(これは4型より前のモデルの話になります)。

部品代・工賃は、修理工場によって違ってきますが、大体35,000円ほど。

(ちなみにガソリン車は「金属製のタイミング”チェーン”」なので、基本的に交換は必要ありません。)

タイミングベルトが走行中に切れてしまうと、エンジンも壊れてしまいます。

タイミングベルト交換推奨時期は10万㎞走行、もしくはその前でも「タイミングベルト警告灯」が点灯したら交換です。

次にウォーターポンプ。エンジン冷却水(LLC)を循環させる装置です。劣化して来ると、オーバーヒートの原因になります。

「工賃が安くなるという」理由で、タイミングベルト交換時に同時に交換されることの多い部品ですね。

このウォーターポンプ交換費用というのがクセモノ。修理工場によって費用に違いはあるんですが、

ガソリン車は、結構費用が公開されているのに対して、ディーゼル車は、費用が公開されていません。

「ガソリン車は費用〇〇,〇〇〇円です。ディーゼル車はご相談ください。」

というところも見かけました。ちょっと怖いですね…。

また、ディーゼルエンジン車の部品は、「長く持つが、いざ交換となると高い」という特徴があります。

ガソリンエンジン車とディーゼルエンジン車とのトータルコストは良くて”トントン”

前の章で、

  • 本体価格
  • 燃料代
  • リセールバリュー
  • 自動車税
  • 車検費用
  • 交換部品費用

について説明してきたわけですが、ここでバッサリ言ってしまうと、

「車両価格も含めたトータルコストは、ガソリン車の方が安い。」

んですね。いくらディーゼルエンジン車が、

  • 燃料代が安く
  • リセールバリュー(中古買取価格)が良い

といっても車両本体価格が高いので、どんなに頑張っても「トントン」にするのが精一杯でしょう。

ましてや年間1万㎞程度しか走らないのなら、確実にガソリン車の方がトータルコストは安いです。

コストだけでは測れないディーゼル車の魅力

トータルコストでは、ディーゼル車は、ガソリン車に負けます。

それでも、ディーゼル車が”売れている”のは事実です。なぜか?

確かにディーゼル車のトータルコストは高いです。でも、高い分だけの魅力があるんです。

それが冒頭に結論として書いた「走り」の部分なんですね。聞いた話も混ざってしまいますが、

とにかくディーゼル車は、「ストレスなく走れる」という声が多いんです。

特に

  • 高速道路で、追い越し車線を使って「気持ちよく追い越しができる」
  • 高速道路の合流が楽
  • 上り坂でもアクセルを踏み込めば力強く登っていく
  • たくさん荷物を積んでいても走る

というもの。そして、その他の意見として

「エアコンの効きがディーゼル車の方が良い気がする」

という声も。

2017年12月にマイナーチェンジされた「200系5型ハイエース」では、ディーゼルエンジンに組み合わされる自動変速機(AT)が、4速から6速になりました。

ディーゼルエンジンへの負荷が減ることが期待できます。

また、ディーゼルエンジン自体も変わり、

「排気量が減るのに、最大出力・最大トルクは上がる」

ことがすでに発表されています。ディーゼルエンジンの弱点である、「うるさい」という部分が大幅に改善されそうですね。

高速道路でも、あまりエンジンを回さずに済みそうです。

また、20万㎞、30万㎞と”多く乗った場合”には、ディーゼルエンジン車の方がガソリンエンジン車よりも、中古買取価格で高値が付く可能性がある。

ということからも、もし経済的に余裕があるのなら、ディーゼルエンジン車を選ぶのもいいかもしれません。

最後に

今回は主にトータルコストの面から、ハイエースのガソリン車とディーゼル車を比較してきましたが、いかがでしたか。

改めて結論を言いますと、ディーゼル車を選ぶ一番の理由は、“走り”です。

トータルコストでは、ディーゼル車の方がどうしても高くなってしまいます。

それでも、少々高いお金を出してでも、気持ちよい走りを手に入れたいのなら、迷わずディーゼル車です。

  • おサイフにやさしいのはガソリン車
  • 走りを堪能したければディーゼル車

と覚えておくと良いですね。参考にしていただけると幸いです^^

追記

実は、ガソリン車、ディーゼル車の“耐久性”についても書きたかったのですが、

「ディーゼル車に決まっているじゃない!」
「いや、ガソリン車の方が意外にもつ!」
「どっちも同じくらいじゃないの…」

と、かなり意見が分かれたので、今回は明言を避けます。申し訳ありませんm(_ _)m

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