突然ですが、2輪免許を取って、これからバイクかスクーターを買おうと思っているあなたへ。
バイク買おうかな~、それともスクーターにしようかな~なんて、バイク雑誌見ながらウキウキしていませんか♪
私は経験あります。特に、原付免許を初めて取得して、最初の1台を手に入れるときは夢心地でしたね。
今は田舎暮らしで、アシはもっぱら自動車の管理人も、昔、東京暮らしの頃はスクーターやバイクを日常のアシにしてました。
バイク スクーター 両方とも乗ったことがあります。
ところで、今のところ、バイクとスクーター、ごちゃまぜにして話してますが、バイクとスクーターの違いって気になりませんか?
バイク雑誌読んでて、管理人、気になってしまったんです。
「バイクとスクーターの違いって何なんだろう」って。
日本だと普通に自動2輪車の事を”バイク”って言いますよね。「どんな形してるの」って聞かれるとうまく言えないけど。
スクーターもどんな形してるのって聞かれるとうまく言えないけど、街中で走ってるやつ指さして、
「あれだよ。」
って言いますよね。実際に現物を見せれば、説明できるんですけど、言葉だけで説明するとうまく言えない“バイクとスクーター”の違い。
実はこれが調べてみたら、結構複雑なんです。なので、ここでは順序立てて、
- 日本での一般的なバイクとスクーターの違いとは
- オートバイとスクーターの違い
- 例外もある!バイク(オートバイ)なのかスクーターなのか迷うマシーン
の3つに分けてお話ししたいと思います。
日本での一般的なバイクとスクーターの違いとは
単純に言葉の違いという観点から結論を言ってしまうと…
- バイク:自動2輪車全般のことを指す
- スクーター:バイクの一種で、イスに座る様に乗れるもの
こうなります。つまり、バイクはありとあらゆる自動2輪のことであり、スクーターはその中の1つのジャンルだということですね。
ただし、あくまで個人的な観点ではありますが、スクーターに対して「バイク」と言うならば、単純に自動2輪と言うよりも、いわゆるオートバイをイメージしている方が多いのではないでしょうか。
その点に着目して、オートバイとスクーターの違いについて細かく見ていきたいと思います。
オートバイとスクーターの違い
結論から言えば、オートバイとスクーターの違いは…
オートバイ
- 着座姿勢→またがって乗る
- エンジンの位置→着座位置より前
- 変速機構→マニュアルトランスミッション(MT)
- 足の置き場→棒状のステップ
スクーター
- 着座姿勢→座って乗る
- エンジンの位置→着座位置より後ろ
- 変速機構→オートマチックトランスミッション(AT)
- 足の置き場→床状のステップフロア
以上の通り。
- オートバイはまたがって乗るマニュアルトランスミッションのもので
- スクーターは座って乗るオートマチックトランスミッションのもの
という訳ですね。
更に詳しくそれぞれの特徴を見ていくことで、違いはよりハッキリと見えてきます。
オートバイの特徴と魅力
オートバイの最大の魅力は、シフト操作。最初はブレーキ操作も含めて、両手両足をつかうので大変なのですが、シフト操作に慣れてしまうと、シフト操作のないスクーターが物足りなく感じるようになります。
シフト操作(特にクラッチ操作)ってどうするのという方のために、動画を載せておきます。
(二宮祥平ホワイトベースさんのものです。)
また、オートバイは、
- ネイキッド、オフロード、レーサーレプリカ、アメリカン、ビジネスなどがあり、嗜好に合わせて形が選べる
- 特にビジネス、アメリカンに言えることですが、外装をカスタムして楽しむ人が多い
また、ホンダのモンキーやカブは外装、駆動系、マフラーを含めて、ホビー感覚でカスタムして楽しむ人がいるのも特徴です。
スクーターの特徴と魅力
スクーターの最大の魅力は、何といってもその快適さ。原付からビッグスクーターに共通して言えるのですが、
- シフト操作がいらない分、特に初心者ライダーは道路状況への注意に集中できる
- メットインも含め収納スペースが多い
というのが挙げられます。また、特にビッグスクーターはカスタムパーツが多く出ているので、
- 外装から、駆動系、エンジンに至るまで、カスタムできる幅が広い
というのがあります。
オートバイ、スクーターを上記のような目で見ると、
- オートバイは運転そのものを楽しむ嗜好品
- スクーターは移動の道具の側面も考えた嗜好品
といえるかもしれません。
オートバイは収納スペースなんてほとんどありませんからね。
それなのに、好んで乗るライダーが多いのは運転が楽しいから。
一方、スクーターはというとシフト操作がないので、運転が簡単。
また、現在のモデルは、収納スペースなども考えられていて、移動の道具としても重宝します。
例外もある!バイク(オートバイ)なのかスクーターなのか迷うマシーン
今まで、オートバイとスクーターの違いについて話してきましたが、一部例外が存在します。例えば
- スクーターの駆動系を使っているのに、オートバイのようにまたがって乗るものだとか
- スクーターの形をしているのに、オートバイのようにシフト操作がいるものだとか
具体的に
- スズキ ストリートマジック(絶版車)
駆動系はスクーターのものを使っているのですが、形がまたがって乗るオートバイの形をしています。
- ベスパPX
スクーターの形をしていながら、マニュアルトランスミッションです。一時期VespaのWebカタログで、PXはスクーターと別扱いされたいたようですが、今は一緒の扱いの様です。
ただ、ベスパPXの説明文には「スクーター」という単語が出てきませんね。(Vespa PX)
最後に
いかがでしょうか。バイクとスクーターの違いについて話してきました。
但し、ここで英語の話を持ち出すと、バイクとは自転車の事を指します。、今では日本でも自転車をバイクと呼ぶ風潮が広がっていますね。
では、バイク、スクーターを正しく英語でいうと、「モーターサイクル」です。でも、
確かに、英語ではスクーターもバイクも「モーターサイクル」と呼ぶのが正しいんでしょうが、他人と話すとき、
「あの”モーターサイクル”、かわいい♪」
なんて言ったら
「モーターサイクルって何?」と真顔で聞かれるでしょうね。今の日本では。それよりはやっぱり“バイク”の方がしっくりきます。
なんといっても日本に定着してますもんね。バイクという言葉。
最後にオートバイという言葉に触れておきましょう。この、オートバイという言葉、和製英語で、英語圏では通用しません。日本人もいつの間にか言葉作り出してますよね^^;
でも、このオートバイという言い方、言い得て妙というか、スクーターとバイクの違いって何って聞かれた時に、
「両方ともオートバイなのは間違いない。」
と、言い切れるのが便利なところです。スクーターはどうなの?という意見もあるかもしれませんが、両方とも「オート(自動)なバイク(2輪車)」なのは間違いないのですから。
つくづく日本人は便利な言葉を作ったもんだと思います^^
コメント