トヨタ・ハイエース 200系
仕事用の車として、また、個人の乗用車、遊び車としてとても人気がありますよね。
- キャブオーバー車なのに、ちっとも古さを感じさせない魅力的なスタイリング
- キャブオーバー車ならではの広いスペースを有効活用した使い勝手の良さ
- カスタムパーツが多い
- そして何よりタフであること
が魅力です。
※キャブオーバー車とは、エンジンがフロントシート下にある車の事です。
こういう形の車の事ですね。
フロントにボンネットがない分
- 広いスペースが取れ
- 車両感覚がつかみやすく運転しやすい
という利点を持っています。
さて、このハイエース、2017年現在、たくさんのグレードが存在します。ざっくり分けて
- 乗用車のワゴン(10人乗り)
- 商用車のバン
- 中型乗用車のコミューター(14人乗り)
となりますが、コミューターは中型免許(8トン限定を除く)がいるので、普通免許で運転できることを前提に除外します。
という事で今回は、
- マイカー用途に使えて
- 仕事にも使える
おすすめグレードを紹介していきたいと思います。どうぞ参考にしてください。
ハイエースでおすすめのグレードは何?
「ハイエースでおすすめのグレードは何?」なんですが、結論を出すと、
- バンならスーパーGL一択
- ワゴンは正直お勧めしない
となります。詳しく理由を説明しましょう。
…の前に、「バン」と「ワゴン」の違いをさらっと説明しますね。
「バン」とは
貨物車登録された屋根付き自動車の事をを言い、小型貨物なら4ナンバー、普通貨物なら1ナンバーが付きます。
後席スペースの半分以上が荷室スペースでなければならないという縛りがあります。
基本的に仕事用の車のなので快適装備は最小限です。
「ワゴン」とは
乗用車登録された屋根付き自動車の事をを言い、小型乗用車なら5ナンバー、普通乗用車なら3ナンバーが付きます。
後席スペースが荷室よりも広くてOK! 居住性を重視するため快適装備も豊富です。
バンがスーパーGL一択の理由とは
「バンでありながら、ワゴン感覚で使える。」
この一言に尽きます。快適装備が他のバンのグレードに比べて豪華なんですね。例を挙げると
- 高級感があるエクステリア、インテリア(メッキがふんだんに使われている)
- フロントフォグランプ付き(バンの他のグレードはオプション)
- 電動格納式リモコンドアミラー付き(バンの他のグレードは一部オプション)
- フロアカーペットあり(バンの他のグレードはビニール)
- 後席もきちんとしたつくり(バンの他のグレードは後席が安っぽい)
- フロントシートスライドが運転席はもちろん助手席もできる(バンの他のグレードは運転席のみ)
- リアシートにシートスライド、リクライニング機構がある(バンの他のグレードにはシートスライド、リクライニング共に無し)
- サンバイザーにバニティミラーが付く(バンの他のグレードには無し)
- オプションでスマートキー、プッシュボタンスタートが選べる(キーレスエントリーは標準装備)
(ハイエース200系4型をもとに書いています)
これらが主な所です。
また、
- スーパーGLはハイエースバン・ワゴン含む全グレードの中で唯一、前後シートのフルフラットが可能
- サスペンションがバン用でがっちりしているので、重い荷物の積載にも耐えられる
というのもポイント高いです。
この動画で使われているのがバン・スーパーGLです。雰囲気をつかみやすいと思います。
但し、仕事で使う時に、1つだけ気になる事があります。それは…。
フロアカーペットが、荷物の上げ下ろしをした時に汚れたり傷つきやすいという事。
なんですが、これは車外品のフロアマットを上から敷けば解決できる問題です。
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やはり、バンに関しては、マイカー用であろうと、仕事用であろうと、スーパーGL一択は揺るぎませんね。
《スーパーGLで選べるエンジン・トランスミッション》
2WD
2800ディーゼル | 2000ガソリン |
---|---|
6AT | 6AT |
4WD
2800ディーゼル |
---|
6AT |
《スーパーGL 車体寸法 2WD・4WD共通》
4ナンバー
全長 | 全幅 | 全高 |
---|---|---|
4,695mm | 1,695mm | 1,980mm |
1ナンバー
全長 | 全幅 | 全高 |
---|---|---|
4,840mm | 1,880mm | 2,105mm |
バン・スーパーGLは、標準ボディの4ナンバー、ワイドボディの1ナンバーを選べます。
1ナンバーは高速道路を使うと”中型料金”を取られるので注意です。(4ナンバーは普通料金)
ワゴンを正直おすすめしない理由とは
管理人が道路を走りながら観察した限りでは、「マイカー用だな」と思わせるハイエースワゴンは、正直めったに見かけません。
理由は、多分ですが、
- 人を10人乗せる機会なんてめったにない
- 内装ががチープ
- シートアレンジの幅が狭い
- シートが少ししかリクライニングしない
と思われ、そして、荷物があまり載せられないというのが最大のマイナスポイント。同じ荷物が載せられないのなら、もっと安いミニバン買いますよね。
トヨタだけでもハイエースワゴンより安い箱型ミニバンというと、
- ノア
- ヴォクシー
- エスクァイア
の3種類が選べます。
また、中古車買取価格もバンに比べて期待できないというのも残念な所です。
ガソリンエンジンとディーゼルエンジンどちらを選ぶ?
ハイエースはワゴンはガソリンエンジンしか選べませんが、バンは、ディーゼルエンジン、ガソリンエンジンが選べます。
果たしてどちらを選べば良いのか?メリットとデメリットを紹介していきましょう。
ディーゼルエンジン
メリット
- パワーがある
- 燃料(軽油)が安い
デメリット
- うるさい
- 値段が高い
- 東京都心や大阪中心部では、今後ディーゼル規制が厳しくなった時に、乗れなくなる可能性がある
ですね。
但し、2017年12月に登場した200系5型ではディーゼルエンジンが新型になり、
- クリーンディーゼル化
- パワー・トルクのアップ
- ディーゼルエンジンにも6速ATの導入
がされました。そうなると一気にディーゼルエンジンを選ぶメリットが増える可能性はありますね。
ガソリンエンジン
メリット
- 静か
- 値段が安い
- 6速ATを選べる
デメリット
- パワーがない(だから6速ATを選べるとも言えます)
- ガソリン代が高い
- 中古車の買取価格がディーゼルエンジン車に比べて安い
ハイエースの中古買取価格の高さは見逃せないポイント
ハイエースは、中古買取価格(リセールバリュー)の高さも見逃せないポイントです。理由は、
- タフであること
- 世界中にハイエースの名前・評判が知れ渡っていること
で、特に、アフリカ・アジア圏での人気が高く、
- タクシー
- マイクロバス
- レンタカー
として活躍しています。特にアフリカでは、50万㎞~100万㎞走っているハイエースも珍しくないとか。
そんなわけで、輸出ができるので、日本国内で10万㎞越えたハイエースでも買い取り価格がつくのです。
基本的に人気なのは「バン」です。「スーパーGL」以外のグレード「DX」も人気があります。
「DX」の場合、5速マニュアル車ならなお良し。
「10万キロ越えたから、スクラップかな~…。」
と早合点する前に、買取業者に査定してもらう事をおすすめします。
その時に、参考にしてほしいのが、こういう買取業者の広告
⇒世界中が欲しがるハイエースの真の買取相場と究極の売却術とは?
輸出業者が直接買い取りしているというところがポイントです。
その他にも、「ハイエース 輸出業者 直接買い取り」でネット検索するといくつか業者が出てきますので、見てみる価値はあります。
余談ですが、ハイエースを購入するときに直接のライバルとなる「日産NV350キャラバン」ですが、
こちらは、世界的にはほとんど無名です。中古車価格も同じ条件のハイエースに比べて、大幅に下がります。
目先の安さにつられて「日産NV350キャラバン」を買うのは、管理人は正直おすすめしません。
最後に
いかがでしたでしょうか。
- ハイエースのおすすめグレード
- ガソリンエンジンとディーゼルエンジンどちらを選ぶ?
- ハイエースの中古買取価格の高さは見逃せないポイント
等、書いてきました。
- バンの乗り心地が悪い
- ディーゼルエンジンの音が耳触り
という声も一部聞きますが、管理人、結構鈍感な方なので、その辺は全く気にならなかったりします。
ので、参考にならなかったらゴメンナサイm(_ _)m
あと、ハイエースというと怖いのが盗難ですよね。これも管理人の住んでいる田舎ではのどかなのか、
月極駐車場に、カスタムされたハイエースが無防備に停めてあるのを結構見かけます(((;゚д゚)))
ので、管理人が言っても説得力無いかもしれませんが、防犯対策はきちんとしましょう。気づいたときにはすでに日本国内に無い!という事もあり得るので。
長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
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