通勤、通学の”アシ”を電車から原付にしたい!
特に都会暮らしの方に多くみられる傾向ですね。
- 電車のすし詰め状態から解放される。
- 車の渋滞を横目に、スイスイすり抜けられる。
管理人も神奈川に住んでいたころ、電車通勤から、原付スクーター通勤にした時は、その便利さ、快適さに、「もう、電車通勤には戻れない~♪」と思ったものです。さて、そこで、まだ原付を持っていないとすると、
「何を買おうかな~♪」と悩むわけです。
通勤、通学に使う原付というと、やはり気軽に乗れる「カブ、またはスクーター」のどちらかになりますよね。
どちらも「気軽に乗れる、そこそこオシャレ」なバイクなんです。でも具体的な違いというと、なかなか分かりにくいですよね
そこで、目立つ項目10項目をピックアップして、違いを説明し、「管理人ならどちらを選ぶ?」という目線で、カブ、スクーターを選びました。では、まず、
「カブとスクーター、10個の違いとは」
から説明していきます。なお、ここで言う、カブ、スクーターは、気軽に乗れるという事で50㏄車(原付)に限定します。
カブとスクーター、10個の違い
それでは、説明していきましょう。
1,形
- カブ →オートバイ
- スクーター→スクーター
2,着座姿勢
- カブ →またがって乗る
- スクーター→座って乗る
カブはオートバイがご先祖なのと、基本設計が昔なので、男性が乗ることを第一に考えた作りになった結果、またがって乗るようになってます。
スクーターは、服を汚さずオシャレに乗れる方法はないかという事で、フラットフロアのある座って乗れる形に落ち着きました。スクーターのCMに女性が多くつかわれていることが、それを証明していますね。
3,荷物の積載スペース
- カブ→基本的にないが荷台が頑丈
- スクーター→多くはシート下にメットインスペースがある
スクーターの方は一部のモデルを除いて、シート下にヘルメットの入るトランクスペースがあるのが普通です。便利だし、ちょっとした買い物には重宝します。
対してカブはトランクスペースを持っていませんが、荷台が頑丈なため、大きなボックスを取り付けることができます。
4,タイヤ径
- カブ→17インチ(リトルカブは14インチ)
- スクーター→10インチ
タイヤ径は大きいほうが高速時に安定します。スクーターはシート下トランクを確保するために小さいタイヤを履く傾向があります。
5,速さ
カブとスクーター、どちらもにたようなもの。
ちょっと昔のスクーターは2サイクルエンジンというエンジンを使っていました。4サイクルエンジンに比べると馬力があり、カブに比べ速かったのですが、排気ガスが汚いのが欠点でした。
そのため平成18年の排ガス規制で、ほとんどのスクーターが、排ガスのきれいな4サイクルエンジンになりました。その代わりスクーターから、速さがなくなりました。
もっとも原付は速度30㎞規制があるので、あまり問題にならないといえば、ならないんですが。道路の車の流れに乗るのには苦労します。
6,維持費
カブとスクーター、どちらも似たようなもの
カブの方は駆動方式にチェーンを使っているため、こまめにチェーンの張り調整をショップに任せると結構な出費になります。チェーンの張りをゆるいまま放っておくとチェーンが車輪から外れやすくなります。
対してスクーターはベルト駆動でベルトが減るまでほっとけるんですが、ベルトが減って駆動系のメンテナンスとなると、こちらも結構な出費になります。
ちょこちょこかかるか(カブ)、一気にどーんと出費があるか(スクーター)の違いですね。
7,燃費
- カブ→良すぎる
- スクーター→良い
今はスクーターもカブも4サイクルエンジンというのを使っていて、燃費の差はあまりありません。
ただ、カブの方がエンジンの出力を効率よく伝えられるチェーン駆動のため、スクーターに比べて燃費は良いです。ちなみにスクーターはベルト駆動。チェーン駆動に比べて、駆動ロスが多いので、燃費が落ちます。
8,用途
- カブ→ビジネス
- スクーター→パーソナル
ビジネスとパーソナルに分けましたが、カブ、スクーターとも、カスタム(改造)パーツがたくさんあるので、いじろうと思えば、いくらでもおしゃれな形に仕上げられます。カブだって遊びに十分使えます。
9,トランスミッション
- カブ→セミAT
- スクーター→CVT
カブの方はクラッチ操作はありませんがシフト操作が必要です。スクーターのCVTとはContinuously Variable Transmissionの略。日本では無段変速と呼ばれています。アクセルを開け閉めするだけで変速機が勝手に変速してくれます。
10,値段
カブとスクーター、どちらも似たようなもの。
カタログで、カブ、スクーターとも値段を比べましたが、特にスクーターがピンキリで、安いのも確かにあります。ただ中心価格帯はカブと同じくらいのものが多いですね。
あと、カブの良いところとして、次にあげる頑丈さがあります。
カブはここまで頑丈だった
カブの頑丈さを証明するような、驚愕の動画を見たことがあります。エンジンオイルの代わりに食用油を入れて走ったり、高さ22メートルのビルから落としても、エンジンがかかったり。
あと、ピザ80枚とフルーツで合計200㎏を積載し走るかという実験もやっていて、荷崩れを起こしてしまい失敗するのですが荷崩れを起こすまでは普通に走ってました。
カブはそこまで頑丈なのです。スクーターではこうはいきません。また東南アジアの様な途上国にも輸出されていて、3人乗り、4人乗りとか、かなり無茶な使われ方をされても、元気に走っているのですから。
「点検やメンテナンスが面倒だ」という人にはおススメですね。
管理人が選ぶならどっち?!
カブと、スクーター、管理人の私ならどちらを選ぶか? なんですが、カブ、スクーター、どちらも得がたい魅力があります。スクーターは便利だし、カブはシフトチェンジがたのしい。正直迷うところです。
でも、あえて、どっちを選ぶかというと、スクーターの方を選びます。理由なんですが、やはりシート下トランクスペースがあるのが1番の理由ですね。
ヘルメット一個が入るのがやっとの小さなスペースですが、これがスゴイ便利なので。
また管理人は無精者なので、カブのように収納ボックスを後付けするというのが面倒。バイクショップやバイク用品店でつけてもらえばいい。という意見もありますが、管理人の住んでいるところは田舎なので、ボックスをつけてくれるところが近くにありません。
ただ、バイクショップがあることで、整備する環境は整っていて、こまめな点検を受けられるので、頑丈でないスクーターでも安心して買えます。
最後に
カブとスクーター、どちらも魅力的な原付バイクです。今回は10の項目に分けて、違いを比べてみましたが、どちらも乗って楽しいのは共通するところ。管理人の本音としては、両方持ちたいところですが、
「何台も持つと、均等に乗るのに神経を使う」ので、今回はより多く乗るであろうスクーターに軍配をあげました。
しかし、カブは、改造したものを、良く見かけます。元は無骨なビジネスバイクなのですが、色を変えたりするだけで、女性が乗るのに似合うオシャレなオートバイに変身します。
近くにカブのカスタムをしてくれるショップがあるような都会に住んでいるのなら、やってもらう価値は十分あると思います。
スクーターは色を変える位がやっとですが、カブは本当にたくさんの改造例があります。「カブ カスタム」でググってもらえれば、ページが出てきますので、参考にするとよいでしょう。
※追記
わたしのブログを読んで下さったアレックス様より、当記事にコメントをいただきました。カブとスクーターを選ぶにあたって、通勤、通学用途に利用するなら雨の日の事も考慮するべきという事です。
雨の日の走行は、カブに比べて、スクーターの方が靴や下半身がぬれにくいとのこと。私の場合、運よくというか、通勤時ほとんど雨にあたったことが無いので、この部分について言及できませんでした。
アレックス様に感謝申し上げますm(_ _)m
コメント
通勤通学なら圧倒的にスクーターにすべきです。
その理由は、雨の日の対応です。
雨の日には、下半身(ズボンやスカート)と靴の濡れ具合に大きな差があります。とくに靴の汚れ。
(スカートでカブに乗る女性がいるかというツッコミはナシで^^;)
カブは靴がびしょびしょになりますが、スクーターなら短距離ではほとんど濡れずに帰れます。
砂利道だったりすると、カブの靴は泥だらけです。
アレックス様
コメントありがとうございますm(_ _)m
>通勤通学なら圧倒的にスクーターにすべきです。
>その理由は、雨の日の対応です。
わたしの場合、原付通勤時代、運が良かったせいか、雨に当たられた日が2日しかありませんでした。
雨の日の靴や下半身の汚れ、気づけなかったところです。
早速、記事に反映させていただきたいと思います^^