あなたには、大切な人がいますか?
- 子供であったり
- 家族だったり
- 親だったり
そして、その「大切な人との思い出の1コマ」を、写真に撮って、記念に保存していませんか?
今は写真の保存ってすごく楽になりましたよね。
- デジカメやスマホで撮影して
- パソコンやスマホ、外部ハードディスク、SDカード等のメディアにため込んでおいて
- データをプリンターに移して印刷
これで終了~♪ですもんね。
ですが、ここで管理人、あえて言いたいんです。
「本当にそれでいいのですか?」
と。
今回の記事は、管理人がたまたま見たニュースでの「町の写真屋さんの生々しい証言」+「管理人の体験」を元に書いています。
それでは、あなたが撮影した大切な写真を保存するための、
- 管理人がおすすめする2つの方法
- なぜ、管理人はその方法をおすすめするのか?
についての記事、どうぞご覧下さい。
管理人が写真を保存するおすすめの方法とは
今どき、よほどの写真マニアでなければ、「フィルム式のカメラ」で写真など撮っていないでしょう。
ですので、ここでは、デジカメやスマホなどのカメラで撮った「写真データの保存方法」についてお話します。
ズバリ!管理人のおすすめは以下の2つ
- パソコン、ネットに詳しければ、オンラインストレージに保存
- パソコン、ネットに詳しくなければ、写真屋さんで「銀塩プリント」をお願いする
他にも方法はありますが、少なくとも「絶対に失いたくない大切な写真」に関しては、この2つの保存方法以外は、おすすめしません。
理由は後の章で詳しくお話しますが、この章では「管理人は”東日本大震災”の被災者である」という事だけ話しておきます。
それでは、次に
- オンラインストレージって何?
- 写真屋さんの「銀塩プリント」って何?
という疑問に触れていきましょう。
オンラインストレージとは
オンラインストレージとは、ものすごく簡単に言ってしまうと、
「あなたが撮った写真データを、ウチが持ってるサーバーで預かりますよ~。」
と言うものです。一般的に、
「あまりにも写真を撮りすぎて、パソコンやスマホの中に収めきれない」
という人が使っています。メリットは、
- オンラインストレージに写真データを逃がすことで、パソコンやスマホの空きデータ容量を増やす事ができる
- IDとパスワードさえ覚えていれば、どんなデバイス(パソコンやスマホ)からでも写真の閲覧ができる
事ですね。比較的とっつきやすいものとしては、
- Googleフォト
- AMAZONプライムフォト
- OneDlive(ウインドウズで有名なマイクロソフトが提供しています)
- iCloud(iPhoneで有名なアップル社が提供しています)
があります。しかし、
- OneDlive
- iCloud
は、維持費が高いという欠点があるので、あまりおすすめはしません。
参考までに各オンラインストレージの維持費(2018年7月現在)を載せますと、
Googleフォト
料金 | 容量 |
---|---|
1枚1,600万画素までの「高画質コース」なら無料 | 無制限 |
AMAZONプライムフォト
料金 | 容量 |
---|---|
アマゾンプライム会員費、月額400円か年額3,900円を選択 | 無制限 |
OneDlive
料金 | 容量 |
---|---|
無料 | 5GBまで |
年額で初年度約12,000円。次回更新から約6,000円(Office365Soloを購入する事で使える) | 1TBまで |
iCloudフォトライブラリ
月額料金(税込) | 容量 |
---|---|
無料 | 5GB |
130円(年額1,560円) | 50GB |
400円(年額4,800円) | 200GB |
1,300円(年額15,600円) | 2TB |
となります。
写真の容量の目安はこちらが参考になるでしょう。
特にデジタルカメラで撮った時の標準規格、RAWファイルですと、5GB位じゃ全然足りないことが分かります。
そして、見て頂ければわかる通り、「Googleフォト」か、「AMAZONプライムフォト」の2択なんですよね。なので、次の章からは、
- Googleフォト
- AMAZONプライムフォト
の特徴を説明していきます。
Googleフォト AMAZONプライムフォトの特徴
まずは両方の特徴をざっくり言ってしまうと、
- Googleフォトは主にスマホで写真を撮る人向け
- AMAZONプライムフォトはデジカメ・1眼レフカメラも使いこなす人向け
のオンラインストレージと言えるでしょう。
それでは、まず料金からおさらいです。
Googleフォト | AMAZONプライムフォト |
---|---|
15GBまで無料。100GB¥250/月 200GB¥380/月 2TB ¥1300/月 | アマゾンプライム会員費が必要。月額500円または年額4,900円(2023年3月現在)を選択 |
容量
Googleフォト | AMAZONプライムフォト |
---|---|
プランによって変わります | 無制限 |
対応写真ファイル形式(拡張子)
Googleフォト | アマゾンプライムフォト |
---|---|
Google フォトで使用できる拡張子一覧(外部リンク)※注 | Amazonプライムフォトで容量無制限になる拡張子(外部リンク)※注2 |
※注 デジカメで一般的に使われる「RAW形式」には非対応
※注2 デジカメで一般的に使われる「RAW形式」にも対応
Googleフォト AMAZONプライムフォトの始め方 使い方
これに関しては、管理人が書こうとも思ったのですが、調べたところ、管理人の何倍も詳しく、分かりやすく説明していたサイトがありましたので、そちらを紹介します。
参考にしてください。
Googleフォトを利用する方法
Googleフォトを利用する方法
⇒Googleフォトの使い方 – 3分で分かるはじめてガイド
Googleフォトを始める時に「Googleアカウント」というものが必要になります。取得方法はこちらをご覧ください。
⇒Googleアカウントの新規作成方法をどこよりも丁寧に説明するよ
Amazonプライムフォトを利用する方法
Amazonプライムフォトを利用する方法
⇒Amazon『プライムフォト』の使い方 – 無劣化&無制限で写真アップロードし放題の神サービス。注意点アリ
Amazonプライムフォトを利用するには、Amazonアカウントが必要になるのですが、Amazonで普段から買い物をしていれば、既に持っているはずです。それが使えます。
Amazonアカウントをこれから取得する場合は、こちらが参考になりますのでご覧ください。
⇒Amazonのアカウントを登録する方法。ニックネームの登録でも大丈夫?
Googleフォト AMAZONプライムフォトを使うにあたって注意する事
特にGoogleフォトなのですが、2点注意してください。
Googleフォトで画像を削除すると、端末の画像も削除される
Googleフォトが端末と同期している場合、Googleフォトの画像を削除すると、パソコン、スマホ等にに保存していた画像も削除される可能性があります。
「端末の画像が削除されない方法」はあるにはあるんですが…。多少難しくて面倒なのは覚悟してください。慎重に手順を踏めばできます。
1600万画素までの写真という制限付きとはいえ、無料、容量無制限はやっぱり魅力的ですから。
数々のサイトの中から「一番わかりやすく説明しているもの」をあげておきます。参考にしてください。
⇒Biglobe Googleフォトの写真を、端末に残したまま削除する方法
児童ポルノ規制に注意
Wikipediaにこのような事が書いてありました。
Googleは児童ポルノに対しては特に厳しい態度をとっており、アップロードした写真の中にそのようなものが含まれると、即座にアカウントが停止される。これは、自分の子供の写真(例えば着替えているところやおむつを替えているところなど)ももちろん対象となるので注意が必要である。アカウントが停止された場合、Google フォト内の写真のみならず、GmailやGoogle ドライブなど他のサービスの内容も完全に失われる。
たとえあなたの娘さん、息子さんでも
- 裸の写真をアップロードしたら完全にアウトです
- 水着写真でも危ないでしょう
また、Googleはお問い合わせ窓口を開放していないので、不安に思えたらGoogleフォト自体を使わない方がいいですね。
それと、SNSでの話ですが、実の子が、「昔おむつを替えられている自分の写真」を親が公開していた事で、親を裁判で訴えたという例もあります。参考までに。
⇒10代の女の子、赤ちゃんの頃の恥ずかしい写真をFacebookに公開した両親を訴える
親にとっては「可愛い我が子の記録」でも、子供からしてみたら、「見られたくない恥ずかしい写真」でしかないという事ですね。
ちなみに、アマゾンプライムフォトの方では、調べた限りでは、児童ポルノに関する規制は出てきませんでした。
が、「我が子の裸の画像」はアップロードしない方がいいでしょう。
簡単便利な画像整理デバイス”おもいでばこ”
「おもいでばこ」とは、パソコン関連機器会社バッファローが発売している、写真データ・動画データ取り込み機器の事です。
パソコンが苦手でも扱える所が特徴です。但し、HDMI端子付きのテレビかモニターがないと初期設定ができません。ご注意を。
詳しくはこちらをご覧ください。
家族がバラバラに大切な写真ファイルを持っているのなら、この「おもいでばこ」で集めて整理してから、オンラインストレージサービスにアップロードするのもいいですね。
「おもいでばこ」は、Amazonからでも購入が可能です。もし気になりましたら、下のリンクから詳細をご覧ください。
1TBモデル
2TBモデル
管理人が大切な写真の保存方法にこだわる理由
管理人が「大切な写真の保存」に
- パソコン、ネットに詳しければ、オンラインストレージに保存
- パソコン、ネットに詳しくなければ、写真屋さんで「銀塩プリント」をお願いする
方法をおすすめし、インクジェットプリンタをおすすめしない理由は、いたってシンプル。
「アクシデントや災害時に備えての事」です。
アクシデントと言ってすぐに思いつくのが、画像を保存していた、
- パソコン
- 外部ハードディスク
- スマホ
- タブレット
- DVDまたはブルーレイディスク
- SDカードなどのメモリデバイス
が壊れてしまう事。壊れてしまえば当然画像データは消えます。
(ただ、オンラインストレージはIDとパスワードさえ覚えていれば、新しくパソコンやスマホなどを買う事で、アクセスして画像を取り戻す事ができます)
DVDやブルーレイも保存方法が悪ければ、いつの間にか「読み込み不可」になっていたりして…。
またDVDやブルーレイは「かさばる」というデメリットもありますね。
そして、管理人はここを強く言いたいのです。「災害時の場合」ですね。
- 火災
- 地震
- 水害
など。いざこういう災害に会ってしまったら、外部ハードディスクでさえも、持っていく暇はありません。
- 一刻も早く逃げなくてはいけない
- 最悪、着のみ着のまま逃げなくては命にかかわる
管理人、冒頭でちらっと触れましたが、「東日本大震災」を経験しています。
津波が襲ってきたら、「身一つで(安全のために靴だけは履いて)高台へ全力疾走」しなければ、命の危機にさらされます。
持って行ける訳がありませんよね。画像を保存したデバイスとか、写真を保存したアルバムなんて。
そして、塩水や泥水に浸かってしまえば、パソコンなどのデバイス類、DVDやブルーレイ、SDカードなどの記録メディアは完全にアウトです。
インクジェットプリンターでプリントした写真も、インクが水溶性のものが多いのでもちろんアウト。
津波が来た後のがれきの中から掘り出されたアルバムのうち、比較的ではありますが、生き残ったのが、写真屋さんの「銀塩プリント」だった。という事です。
冒頭でちょっと触れた「町の写真屋さんの生々しい証言」とは、まさにこのことで、
「本当に大切な写真なら、写真店でのプリントをおすすめします」
と言っていました。写真会社大手のフジフィルムが、こういう活動をしています。詳しくはこちらをご覧ください
※追記
2023年現在、銀塩プリントの料金がものすごく上がってしまいました。よほど大事な写真でなければなかなか料金的に頼めなくなっています。デジタル化の波は待ったなしのようですね。
最後に
いかがでしたでしょうか。絶対に残したい大切な写真は、
- パソコン、ネットに詳しければ、オンラインストレージに保存
- パソコン、ネットに詳しくなければ、写真屋さんで「銀塩プリント」をお願いする
という方法を選びましょう。という事についてお話してきました。
管理人は、「東日本大震災の被災者」ではありますが、内陸の人間だったため、幸いにも津波被害には会わずに済みました。
でも、津波被害にあった沿岸部の方たちは、大切な人を亡くした方も多く、また、大切な人との思い出である”写真すら”も無くした方が多かったのです。
その方たちの心情は察するに余りあります。
まだまだ、他人事と思われているあなたのために、このリンクを載せておきます。
あなたの住んでいる場所はどうですか? 備えておいた方がいいと思いませんか?
また、自分の地域は確率が低いからと言って、油断はできません。
熊本地震や大阪北部地震の起きた地域は「決して確率の高い地域」ではありませんでした。今やどこで地震が起きてもおかしくはないのです。
地震が起きれば、当然、火災、津波、家屋倒壊のリスクにさらされます。
本気で、「大切な写真を残したい」のなら、この記事に書いた事、ぜひ実行してください。
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