仕事を終えて、家に帰宅。いつものように留守電をチェックしていると、母の伝言が。
「お父さん、骨折で入院したよ。」
(えっ!!)
・・・
あわてて折り返し実家へ連絡する。ちょうど母が在宅、事情を聞くと、
- 父は階段から落ちて、足を折ったとのこと
- 入院してるが症状は、一応落ち着いている事
の2つがわかった。そこで、時間を作ってお見舞いに行こうと思うのだが、
- お見舞いにお金を持参することがあると聞いた
- 相手が親の場合でも見舞い金を持っていくべきなのか
- ならば、一体いくら持っていけばいいのだろう
この疑問にぶち当たった、どうすればいいのだろう…。
親への見舞金はどうするか?
親が入院したとなると、少し慌ててしまいますよね。骨折とはいえ、心配になるものです。
さて、お見舞いに行くことになるのですが、いくら親相手とはいえ、手ぶらで行くわけにはいきません。
骨折なら、食事制限もないので、食べ物を持っていくのもいいでしょう(花束は持ち込みを制限している病院もあるので避けたほうがいいです)。
それと…、問題なのが、「お見舞金」ですよね。
そこで、親相手にお見舞いを出すときの金額の相場とマナーを調べてみました。
お見舞金の相場
結論を言うと、親への見舞金は基本、1万円です。
が、たとえば、
- 以前、あなたがけがや病気で入院して、1万円以上のお見舞金をもらった場合は、その半額
- 1万円もらった場合は、親と同額というのも失礼に当たるので、半額の五千円
そもそも、親を含む目上の人に見舞金を贈るのは失礼という説もありますが、相手も入院となれば支払いもかさみ、お金は少しでもほしいもの。
少なくとも会社関係でない、親ならば、「失礼かな?」と神経質にならなくていいと思います。
それから、今回は親と別居している子供の例を挙げていますが、他にも、
- 親と同居している場合にはお見舞金は包むのか?
- 別居しているとしても比較的近くの場合はお見舞金は包むのか?
というのもあります。
この場合はお見舞金は包まない方がいいですね。よそよそしいので。
それならこまめに顔を出し、お世話したほうがいいと思います。
それから、
- 地域差はあるのか?
というのもあります。これは例えばあなたが東京暮らしで、ご両親が地方にお住いの場合ですね。調べてみましたが、地域による差は特に見当たりませんでした。さらに、例えばですが、
- 親の年齢やあなたの年齢、社会的地位によって金額は変わるのか
- 病気の種類や怪我の度合いによっての金額の違いはないのか
も気になるところですよね。これは、変わりません。お見舞金はあくまで「気持ち」であり、また、あまり多く渡してしまうと、いかに親といえども「お返し」の気遣いをさせてしまうことになるからです。
また、これも気になるところですが、
- 入退院を繰り返すような病気の場合、お見舞金をその都度持っていくか?
これは1度でいいです。何度も持っていくのは、入院している相手からするとあまりいい気分ではありません。ましてや、相手が親なので、
「よそ様には、こういうことはやってはだめだよ。」
とお説教されるかもしれません。
見舞金の贈り方
見舞金は、御見舞と書かれた紅白の封筒に入れて贈ります。
お札は、新札を用意しなくて構いません。新札を持っていくと、いかにも以前から用意していましたという印象を与えるので。
封筒も、紅白の水切りの入った封筒がありますが、親の場合は上の画像の様な、簡素な封筒の方がいいでしょう。
紅白の水切りの封筒は、病状、ケガの状態が軽い、または症状が順調に快方に向かっている友人、知人、会社関係の人(贈っても失礼に当たらない人)に贈るものです。
2重の封筒は繰り返す=病気、ケガを繰り返すという事を暗示させるので、避けたほうがいいです。
封筒には御見舞とすでに書いていあるはずですので、その真下にあなたの名前を書きます。
お見舞いに行くタイミング
友人、知人、会社関係の方が相手なら、症状が落ち着くまで、お見舞いを控えるほうがいいですが、今回の相手は何といっても”あなたの親”です。
連絡を受けたら、なるべく早く駆け付けたほうがいいでしょう。
お見舞いに訪れる時は、事前に連絡を入れて
- お見舞に行ってもいいか
- 何時ごろに行けばいいか
聞いておくといいでしょう。
一般的に、相手が眠っているときには、お見舞いをナースステーションに預けて、相手を起こさない気遣いをするものですが、やはり、相手が”親”ですから、少しは話したいという場面もあるでしょう。
事前に、何月何日の何時に行くと、すり合わせたほうがいいかもしれませんね。
最後に
お見舞金のマナー、贈り方について書いてきました。一般論とは少しかけ離れたところがあるのですが、くどいようですが、相手は”親”です。
なるべく早めに顔を出しておいてあげましょう。私も、会社に休みをもらって日帰りで行ってきました。
父の容体は、痛そうでしたが、安定しているようで一安心。もちろん持っていきました。お見舞い金1万円。
その後、順調に回復し、1週間で退院することができました。私も安心しました。
あなたも階段を歩くときは気を付けてくださいね^^;
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