ゴールデンウイーク、お盆、正月につきものなのが、民族大移動ともいうべき、帰省ラッシュ。特に新幹線で見送る姿は、ゴールデンウィーク、お盆、お正月のニュースでも放映されるくらい、風物詩になっていますね。
ところが…
これも、ありがちなんですが、新幹線のポイント故障、信号故障、架線事故なんかで、遅れや運休が出て、お客さんが、車内や、駅でぐったりしている風景というのも見かけますね。
以前、ゴールデンウィークでそんな光景を見かけたような…
さて、こんな場合気になるのが、代替交通機関（あれば）と料金の払い戻しですよね。ここでは新幹線の料金にスポットを当てて説明していこうと思います。
ただ、JRであれば一部在来線特急、急行にも通用することですので、そこら辺も踏まえて見ていただければと思います。
払い戻しの基準は？
新幹線が2時間以上遅れた場合、特急料金が払い戻されます。着駅の精算窓口で特急券を見せれば料金を払い戻してもらえます（尚、グリーン料金は払い戻しの対象になりません）
ただし条件として、
- スムーズに払い戻しができるのは指定席に限る
- 自由席でもできないことはないが、乗っていた列車名をはっきり申告できた場合に限る。
というのがあります。
たとえば、のぞみ○○号に乗っていたと乗客がはっきり申告できない時などは払い戻しにもめる時があります。
自由席の場合は、車内アナウンスをよく聞いて列車名をよく覚えておくようにしましょう。可能なら車掌さんに遅延証明をもらうのもいいかもしれません。
ただ列車が遅れているような事態の場合、列車内も混雑し車掌さんが回ってこれないのが簡単に予想できます。
なので、着駅の精算窓口で、乗った列車名を申告したほうが確実でしょう。
また発駅と着駅のJR会社が違うときなども、自由席の場合はもめる場合があります。
（東北新幹線の駅から乗って東海道新幹線の駅から降りた時など、JR東日本とJR東海では扱いが違う場合があるので。）
これも着駅で乗った列車名を申告したほうがいいでしょう。
また、支払いをクレジットでした場合ですが、これは問題なく払い戻されます。
精算窓口で現金で払い戻すか、クレジットのマイナス決済にするかを聞かれますので、好きな方を選べばいいです。
払い戻しの期限は？注意点は？
新幹線の指定席券の場合、1年間払い戻しは有効です。しかも最寄り駅のみどりの窓口でできるので、ヒマを見つけて行けばいいと思います。
が、ただし！忘れてはいけないのは、
必ず有人改札を通り事故当日に指定席券に事故証明印を押してもらうこと！
です。これがないと事故の事実確認に手間取り払い戻してもらえない場合があります。有人改札で、「後日払い戻しに来るので、事故証明印が欲しいんですが」と駅員さんに聞いてみましょう。
2時間以上も列車が遅れると、列車内も、精算窓口も混雑します。
ただでさえ2時間も遅れて、また混雑した精算窓口に並ぶとなるとゲンナリしますよね。
たぶん精算窓口に並ぶ方は、その日じゃないと払い戻しができないと思っているのかもしれませんね。
旅を続けるか、断念して出発駅に帰るか。
ダイヤが乱れると列車の遅れはもちろん、運休、または運転取りやめになる場合があります。
その列車が、あなたの乗る予定だった列車だった場合、後続の列車に乗るか、発駅まで帰るかを選べます。
後続の列車に乗った場合は、特急券の払い戻しを受けることができ（乗車券の払い戻しはできません）
発駅まで戻る方を選んだ場合は乗車券、特急券共に払い戻しを受けることができます（これを無賃還送といいます）
でも、帰省やUターンの時にこの手はあまり使いたくないですね…。どうせ翌日の指定券も満席に決まってますから。
最後に
いかがでしょうか？ もちろんめったに会うことではありませんが、覚えていて損はない知識だと思います。
一度ニュースで見たことがありますが、ゴールデンウィークだったか、お盆だったか、架線事故で、新幹線のダイヤが大混乱したことがあったと記憶しています。
特に東海道新幹線は、米原→関ヶ原間の雪でよく遅れますもんね。お正月の帰省ラッシュにあたってしまった時には目も当てられません。
2時間遅れで特急料金払い戻しは、結構有名な事なんですが、事故証明印で1年間払い戻し有効というのは意外と知られてないことです。
なので、万が一、運悪く遅れにあってしまった時は、すいているときに悠々と払い戻しを受けましょう。
遅れて心身ともに、疲労困憊しているときに、無理にやる必要はないですもんね^^；
ただし、自由席の場合は当日精算窓口に並んだ方がいいかもしれません。私も新幹線を使うときは自由席をメインで使ってますので、こんな目にあったら、怖いですね。
新幹線は2時間遅れたら特急券を払い戻してもらえる。しかも指定席だとよりスムーズに事が運ぶ。
今度から指定席利用しようかな…。
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