先日、管理人に家に1通のハガキが届きました。
中身は、便潜血検査(検便で提出したものに血が混じっていたかどうかの検査。混じっていると問題あり)での結果で、開いてみると
「要精密検査」
の文字が…。
初めての事だったのでかなりショックでした。
それで後日大腸内視鏡検査を受ける事になり、市役所に、
- 市指定の検査機関で受けるか
- 自分で医療機関を見つけて受けるか?
(市の指定の検査機関で受ける場合は、市の指定する日時に受けなければならない)
の意向を伝えに行き、管理人は市指定の検査機関で受ける方を選びました。
その時に簡単な説明会と「ではこちらをお持ちください」と渡された小さなエコバックくらいの荷物。
- 食事スケジュール
- 下剤の飲み方
などどうすれば良いんだろうと思いましたが、答えはその荷物の中に全部ありました。
この記事では、大腸内視鏡検査を受けるにあたって、
- 食事の取りかた
- 下剤の飲み方
- 荷物に入っていた”検査推奨食”の感想
について書いています。どうぞご覧ください。
内視鏡検査2日前からの食事スケジュールについて説明
- 管理人の場合はこうでした
- 個人差がある可能性があります
と言う注釈をつけつつ、食事や下剤服用のスケジュールを説明しますと、
2日前(前々日) | |
食事内容に制限はなし(ただし夕食はあまり遅い時間に食べるのは推奨されていない模様) | |
2日前の夕食後 | 下剤(錠剤2錠)を”コップ1杯以上の水”で飲む |
前日 | |
朝食 | 朝食をたべる |
午前10時ころ | 水・お湯・お茶・紅茶・実のないジュースの中から好きなものを「コップ2杯以上」飲む |
昼食 | 昼食を食べる |
間食(おやつ) | 「おなかがすいた時は」おやつを食べる |
夕食 | 夕食を食べる |
ここから下剤を飲んで出す作業に入ります | |
午後7時ころ | 液体下剤(粉末を900mlの水で溶かしたもの)を”1時間以上かけて”飲む |
午後8時30分ごろ | 錠剤の下剤を4錠飲む |
検査当日 | |
検査当日の朝 | 朝食は取らず、砂糖水(砂糖湯)または水(お湯)を飲む |
但し、下剤に関しては、
飲んで吐き気や腹痛などが起こった場合は服用を中断し、午後8時30分の下剤も飲まないでください。
と書いていましたので、慎重に取り組む必要はありそうです。
そして、このスケジュールを見た時、
「うわ~、めんどくさそう…。」
というのが正直な感想でした。
ですが、いただいた荷物の中身を見てみたら、管理人のような”雑な性格”の人間でもきちんとやれるように一式入っていました。
次の章でその中身に関して書いていきます。
荷物の中身は前日からの検査食のセットでした
渡された荷物の中身を家で出してみた所、入っていたのは
- 下剤(粉末・錠剤)
- 粉末下剤を水で溶かして飲むときに使うためのカップ
- 食事スケジュールなどが細かく書いた紙
そして、
専用の食事セット「エニマクリン」でした。
食事セット「エニマクリン」の箱
お菓子や食品で有名な”グリコ”の商品です。今はこういうのがあるんですね。
食べ方やスケジュールを書いた表
(検査機関が作成したもの。これはエニマクリンには付属しません)
正直「便利だな」と思いました。
通販でも普通に売っているようですが、
|
あくまで、
- ダイエットを「補助」する目的であったり
- 胃腸が弱って食欲がない時に食べるための
目的で販売されているようで、使用するなら医師や専門家のアドバイスを受けた方が良さそうです。
特に、
「持病を持っていてお医者さんにかかっている方」
「食物アレルギーを持っている方」
は、かならずお医者さんに確認する必要があります。
さて、このエニマクリン、
- どのようなメニューなのか?
- どんな味なのか?
をの次の章で書いていきます。
検査”推奨”食のメニューや味を紹介
管理人が内視鏡検査用にもらった検査食「エニマクリン」、どんなメニューかと言うと、
- 朝食用:鯛がゆ
- 昼食用:白がゆと和風ハンバーグ
- 間食(おやつ)用:ビスコとゼリー
- 夕食用:コーンポタージュ
でした。
朝食用:鯛がゆ
昼食用:白がゆと和風ハンバーグ
おやつ用:ビスコとゼリー
夕食:コーンポタージュ
ビスコとゼリーミール以外はレトルト食品です。
お湯であっためるだけなのでありがたいとは思いましたが、その反面、
「1日でこれしか食べられないのか…」
とも正直思いました。
味に関しては好みが分かれるところですが、薄味ながらもしっかり味がついている印象はありました。
- おかゆはスーパーやドラッグストアで手に入るものと大差なく
- 和風ハンバーグは意外と食べ応えがあり
- コーンポタージュも意外とコクがあり
ですね。
管理人は、しょうゆやマヨネーズを好んで使うタイプの人間ですが、なくてもいけるかなと思えるレベル。
そして、意外に腹持ちが良く、普段より全然食べていないにも関わらず、空腹に悩まされなかった印象があります。
それで、これらの食事を午後7時ころまでに食べ切り、そこからは下剤を飲んで翌日の検査までに「出し切る」わけですが、そこに関しても気がついたことを次の章で書きます。
出しやすく腸を空っぽにしやすい食事
今回管理人が食べた「エニマクリン」、
- 味
- 食べ応え
の他にも、
「きちんと検査までに便として出し切れる事も考えて作られてかなぁ」
とも思えました。
管理人が自己流で検査食を用意すると考えた場合、過去に風邪をひいて
「食欲はないけど、”何かを食べないと体が持たなそう”な時」
に食べた食事を思い出し、
- おかゆ
- 納豆ご飯
- ヨーグルト
- すり下ろしたりんご
- カロリーメイトのようなもの
を、用意するんじゃないかと思います。
試しに「内視鏡検査 食べてはいけないもの」で調べたところ、こんなサイト
に出会いました。
納豆やヨーグルトなんかは”食べてはいけないもの”なんですね。
その他にも
- 食べて良いもの
- 食べていけないもの
が詳しく書いているのですが、管理人は見ているだけで頭がくらくらしてきました。
これじゃ「エニマクリン」の様な既製品に需要があるわけです…。
最後に
いかがでしたでしょうか。
内視鏡検査2日前の食事スケジュールについて、
- 内視鏡検査2日前からの食事スケジュールについて説明
- 荷物の中身は前日からの検査食のセットでした
- 検査”推奨”食のメニューや味を紹介
- 出しやすく腸を空っぽにしやすい食事
の4つの項目に分けて書いてきました。
ただし、使うにあたっては、本当に医師や内視鏡検査の専門家に相談できる環境があることが重要で、
エニマクリン”だけ”を手に入れても、「どう食べればよいか?」は、あまりよく分からないイメージがあります。
ただ、自治体の内視鏡検査の食事として配られているくらいですから、
- 消化しやすい
- きっちりと出せて、腸がカメラで確認しやすい状態にできる
あたりは、最低限クリアできているものと思われます。
ちなみに、
「内視鏡検査を自分で検査機関を探して受ける」
を選んだ方にはこのエニマクリンは渡されていませんでした。
恐らくですが、検査機関や医師によっておすすめの食事が違う為ではないかと言う理由が考えられます。
この記事が参考になれば幸いです。
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