スペクトラムというバンド!管理人のトランペットヒーローその2






かつて、日本にスペクトラム(SPECTRUM)というバンドがいました。カテゴリーは「ブラスロック」

  • ブラス=管楽器
  • ロック=ロックミュージック
そう、スペクトラムは日本で最初の管楽器を前面に押し出したサウンドを聞かせるロックバンドだったのです。




スペクトラムの活動期間は1979年から1981年。2年ちょっとという短い活動期間でしたが、当時吹奏楽少年少女だった人には驚きをもって迎えられました。


管理人もスペクトラムに音楽観を狂わされた(笑)1人です。高校の時、友人から、

「とも(管理人のことです)、トランペット吹くんだろ。こういうの、興味ない?」

といって渡された1本のカセットテープ。タイトルは

「スペクトラム2 オプティカルサンライズ」


聴きました。





「なんじゃこりゃぁぁ!!」


髪の毛が逆立つほどのショックを受けました。今まで聴いてきた音楽とのギャップがすごかったんです。

なんせ、その時まで聴いていた音楽が、
  • 吹奏楽
  • クラシック
  • イージーリスニング
でしたから。

でも、全く嫌悪感は抱きませんでした。むしろ、今まで聞いたことのなかったブラスサウンドに、

「カッコいい…カッコよすぎる…」と完全にKOされてしまいました。

それから、スペクトラムは私のトランペットヒーローになったのです。


では、そんなスペクトラムの魅力とは何か? 管理人なりの解釈で、紹介していきましょう。


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スペクトラム(SPECTRUM)の魅力とは


スペクトラムの魅力をあげるなら、

  • 演奏が上手い
  • 華がある
  • 面白い
  • 金持ち
の4つでしょうか。1つずつ説明していきましょう


演奏が上手い

スペクトラムのメンバーは、総勢8名。結成前まで、スタジオやステージで活躍していたミュージシャンばかりです。

一番有名なのは、キャンディーズというアイドルのバックバンドとして活躍していたMMPですね。

スペクトラムのリーダー新田一郎さん(Tp.Vo)や兼崎順一さん(リードTp)渡辺直樹さん(Eb.Vo)が加入してました。


なので、演奏の腕は折り紙つきです。




華がある

とかく、スタジオミュージシャンが集まって作った音源にありがちなのが、


「技巧に走りすぎて、マニアックで難解で地味」


になってしまうこと。なのですが、スペクトラムは、エンターティメント性をものすごく大事にしました。


1000万かけて作られたという派手な甲冑型コスチュームも一部「色物」という声もありましたが、

今振り返ると、スペクトラムがいかにエンターティメント性にこだわったかがわかります。




面白い

スペクトラムの曲は特に歌詞に独特の世界観があります(それが面白い)。

そして、一部楽曲には冗談の固まりのようなものもあります(ミーチャン GOING TO THE HOIKUENなど)。

また、解散コンサートではドリフターズのパロディのようなパフォーマンスを披露したりと、ユーモアセンスもたっぷりです。


ですが、もちろんこれも高度な演奏技術があってのこと。笑いの取れるバンドは高度な演奏技術を持っていなくてはいけないというのは、プロの世界では常識ですね。




金持ち

もちろん大金持ちというほどではありませんでしたが、全員スタジオで活躍していたミュージシャンなので、お金はそこそこ持っていたようです。

YouTubeで見たのですが、「趣味は全員が車」と言っていました。

スペクトラムの解散コンサートの模様を収めたDVD「Never Can Say Goodbye」で渡辺直樹さんがフェアレディZで会場入りするシーンが収録されていますね。


プロのミュージシャン事情を知っている人ならわかると思うんですけど、プロミュージシャンで東京都内で車を持てる程収入のある人って、本当に限られているんですよ。


何で語っていたかは忘れましたが、リーダーの新田一郎さん曰く

「スペクトラムは、本当にバンドをやってみたいという思いでやった。売れようとも思わなかったし、収入ならスペクトラム時代より、スタジオミュージシャンやってた時のほうが全然あった。」

と言うことです。




スペクトラムが吹奏楽少年少女に与える悪影響とは(逆説的賛辞)

ここでは、管理人の経験も交えて、スペクトラムが吹奏楽少年少女に与える悪影響(笑)について語っていきましょう。


ブラスに対する音楽観が変わる


スペクトラムを聞くようになってから、積極的にロック系の友人のバンドにお邪魔するようになりました。

友人の影響でロックも聞くようになっていたのと、吹奏楽に物足りなさを感じ始めていたので。


管理人の高校時代の時って、洋楽・邦楽ロックのアルバムには、全曲とはいかなくとも、1曲~3曲くらいブラスの入っている曲ってあったんです。

つまり、ロックへの管楽器(特にトランペット、トロンボーン、サックス)への需要があった。

ロック系の友人がライブするときにサポートメンバーとしてお呼ばれすることが多かったです。

(もちろん完コピは無理で1オクターブ下げてやってましたけど)




管楽器を持ったちょいワル男女になる


吹奏楽少年少女というと、「地味で真面目で健全で足並みそろってて~」というイメージを植え付けられがちなのですが、

スペクトラムを聞くと吹奏楽の健全な世界にちょっとだけ「うぇぇぇ…」となります。なんでみんなそんなに大人しいの?みたいな感じですかね。




トランペット回しを練習してしまう


トランペット回し、ぶっちゃけカッコいいです。管理人も練習して回せるようになりました。

トランペット回しにあこがれる人も多いでしょう。なので、管理人がトランペットを回すにあたっての注意点をあげていきます。

※注
尚、トランペットやマウスピースがねじ曲がっても管理人は一切責任を負いません。やる際は自己責任でお願いしますm(_ _)m



  1. 3番抜差管のトリガーのねじがBACH180MLまたはHORTONT101の様な形状であることが条件です。

  2. 図は管理人所有のHORTONT101のものです。


  3. 基本は後ろ回しです。布団またはベッドの上で回す練習をしましょう。
  4. トランペット本体を飛ばす確率より、マウスピースがすっぽ抜ける確率の方が高いので、マウスピースをマウスパイプに入れて、接合部をセロハンテープでぐるぐる巻きにして、すっぽ抜けないようにします。
  5. 3番抜差管の指かけリングに中指をひっかけて回します。
  6. 初めは1回転回せればよし。慣れたら2回転、3回転と増やしていきましょう。


  7. 但し、トランペット回しを吹奏楽の現場でやると、指揮者が血相変えてスッとんでくる場合があるのでご注意を。


    新田一郎さんの吹き方に影響を受ける


    新田一郎さんって、ビートに乗るように体をゆらゆらさせながらトランペット吹くんです。そして、


    吹き初めにちょっとベルを上げる(これはスペクトラムのブラスセクション全員ですね)。


    それが「音を打ち出している」みたいでカッコいいんです。スペクトラム(SPECTRUM)の弟分のバンド「TOPS」のブラスセクションもやってましたね。

    但し、これは吹奏楽では禁じ手。やると指揮者に睨まれます。ご注意を。 管理人なんて無意識にこれやって合奏途中で止めましたから(笑)




    管楽器を爆音で吹くようになってしまう


    • 新田一郎さん(Tp)のエッジの効いた鋭い音
    • それを受け止める兼崎順一さん(Tp)の太いハイノート
    • 低音を支える吉田俊之さんのバリバリトロンボーン
    いずれも吹奏楽で出す音色とは対極にあるものです。楽器を鳴らすというよりは、楽器で吠えるという感じ。カッコよくてついつい真似しちゃうんですよね。


    管理人も高校時代「サンライズやって♪」という友人のリクエストを受け、思いっきりバリバリ鳴らしてたら、顧問に叱られた事が何度かあります。

    社会人吹奏楽団に入った時も、普段はおとなしく鳴らしているのですが、たまにストレスがたまってバリバリ吹くと、指揮者に叱られてました。


    もっとも、それを楽しんでましたけどね。


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    最後に


    いかがでしたでしょうか。

    • スペクトラムの魅力
    • スペクトラムから吹奏楽少年少女が受ける悪影響(逆説的賛辞)
    について書いてきました。


    (新田一郎さんの美しいファルセットボーカルについても書きたかったんですが、管理人の中で情報が消化しきれず書きませんでした。スミマセンm(_ _)m)


    管理人はスペクトラムに出会えてとてもラッキーだったと思っています。
    その後、多くのトランペットヒーローの音に触れることができましたから。


    今の中高吹奏楽少年少女にスペクトラムを聞かせてもスルーされることは多いです。
    吹奏楽という殻にこもっているというか…。


    でも、ネットを見ていると、スペクトラムの情報を一生懸命探している人を結構見かけるのでホッとしたりもしています。

    ブラスセクションもレコーディングの現場ではシンセサイザーにとって変わられたとはいえ、ライブではまだ需要があるようですからね。


    スペクトラムの血統を受け継いだ「BLUFF」というバンドもありますし。

    今はブラスロックなんて絶滅危惧種ですが、活動している方には思わず応援したくなりますね♪



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