トランペット吹きの唇の筋肉の鍛え方3つ!効果的な練習のために






この記事、ちょうど、学校の夏休みシーズンに書いています。

夏休みといえば、普通の学生なら、宿題こそあれ、のびのびと休みをエンジョイするところですね。


でも、吹奏楽少年少女たちの多くは吹奏楽コンクールのために、休み返上で朝から晩まで猛練習しているのではないでしょうか。

管理人も、中学、高校生時代は、朝から晩まで練習したクチです。


練習自体はコンクールのためという目標もあって、気持ちは熱を入れてやれたのですが、体がついていけませんでしたね。

特に、ひどかったのが唇と唇の周りの筋肉。午前中は何とか持つんですが、

…午後の練習に入ると、疲労で伸びてしまって、高音が踏ん張れない。ってこと、しょっちゅうありました。


管理人の時代には、インターネットもなく、顧問の先生にアドバイスを求めても

「ひたすら練習だ!」

とか言われて、悶々とした気持ちで、唇の疲労と戦っていたものです。


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答えは専門学校で教わった


結局、答えは、音楽の専門学校で教わりました。「ひたすら練習だ!」という事は一緒だったんですけど、練習の方法を具体的に教えてもらえて、ありがたかったですね。


  • 中高時代の吹奏楽に比べて、ロックホーンセクションは、より高い音が楽曲中で要求されたこと
  • その高い音を長い時間演奏することを要求されたため


どうしても効果的なエクササイズが必要だったのです。

そのエクササイズをお伝えします。少しでも参考になれば幸いです。


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唇の筋肉の鍛え方エクササイズ3つ


このエクササイズは、管理人が約30年前に教わったものです。今はインターネットで情報も手に入れられるし、聞いてみれば「なぁんだ…」と思うかもしれません。

でも、効果ありますよ。それだけ普遍的なエクササイズだともいえます。


方法1、唇のストレッチ


用意するもの

  • 鉛筆(新品で長くて削りたてのものが望ましい)
  • 秒を測れる時計。またはストップウォッチ

やり方
  1. 鉛筆の削った側を唇でくわえる。(下図参照。歯を使ってはいけません)
  2. pen
  3. 鉛筆を水平になるようにホールドする。(鉛筆が震えないように頑張る事)
  4. 時計で30秒測る
  5. 30秒ホールドしたら唇をゆるめ、鉛筆を外し1分休む
  6. 3,4をくりかえす
  7. 唇の周りの筋肉に軽い痛みを感じたらエクササイズ終了

このエクササイズ、最初のうちは「30秒!余裕じゃん」と思うはずです。それで

  • 1分やっちゃおう!
  • 休み1分もいらない。30秒で充分!

とかやりがちなんですが、「30秒やって1分休む」必ず守ってください。

筋肉をきちんと休ませるのも練習のうちなんです。

「動」と「静」のメリハリをつけないと、筋肉の緊張がとれず、かえって疲れやすい筋肉を作ってしまいます。



方法2、ロングトーン


用意するもの 

  • トランペット
  • 時計またはメトロノーム

やり方
  1. まず肺の運動から。限界を超えるまで、吸って吐いてを3回やる
  2. 5分休んだ後、Low C(下図参照)からロングトーン。長さは息が続くまで(めざせ30秒!)
  3. c
  4. 半音ずつ上げていき、音が出せる限界の高さまでやる
  5. 限界の高さが分かったら、その半音下でロングトーンをやる
  6. 何度も繰り返す
  7. 唇の周りの筋肉に軽い痛みを感じたらエクササイズ終了

限界の高さの半音下でロングトーンをやるのは、より長い時間このエクササイズを続けるため。少し余裕を持たせるのです。

限界の高さいっぱいでロングトーンをやると、あっという間に音が出なくなります。そうなるとそこで終了…orz

それではこのエクササイズの意味がないのです。より長い時間吹き続けられる筋肉を作るのが目的ですから。



方法3、リップスラー


用意するもの 

トランペット

やり方
楽譜参照 
テンポ 4分音符=60 
ピストン番号 123,13,23,12,1,2,0 の順番に半音ずつ高くしていく。

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唇の周りの筋肉に軽い痛みを感じたら5分間休み再度トライ。
出来なくなったらエクササイズ終了。

このエクササイズは、すべての音をきれいにろうろうと出すよう心掛けてください。音程も合わせるつもりで。

わざと、出にくい音が仕込まれています。決して出ないからと、“ビャー”と汚い音で出したり、力でねじ伏せる真似はしないでください。

そうすることで、口の周りの筋肉が音をデリケートにコントロールするため、結構負担がかかります。もちろんそれが目的です。


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エクササイズで解決しない時に疑う事


3つのエクササイズを紹介しました。でも、このエクササイズをやっても解決しない場合があります。

唇の周りの筋肉は充分鍛えられているのに、演奏するとすぐに唇が疲れてしまう…。


そんな時には、まず真っ先に「マウスピースのサイズがあなたの唇にあっているか?」を疑ってください。

特にカップ径が小さいもの、カップの深さが浅いものは疲れやすい傾向があります。


もっとも、カップ径が大きすぎるもの、カップの深さが深すぎるものも疲れやすいです。

が、トランペット吹きの性(さが)と言いましょうか、ハイノートへの憧れから、新しいマウスピースを買う時は、

  • カップ径の小さいもの
  • カップの浅いもの

をついつい選んでしまうんですね。

それも、選定の時、5分くらい吹いて決めてしまうことが多い。なので、選定の時には見えなかった

  • 長時間の練習
  • 2時間くらい吹くコンサート

などの時、唇が疲れてしまうという事が起こってしまいます。


マウスピースは、特にバックや、ヤマハ、XOなど、比較的メジャーなメーカーの楽器は、楽器についてくるもので十分だと思います。

ハイノートなどは練習で補うようにしましょう。


方法はトランペットで高音を出す練習法!HighCまでならこれでイケますに書きましたので参照下さい。


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最後に


いかがでしたでしょうか。唇の周りの筋肉を鍛える方法を3つ書いてきました。

管理人、実は、唇を壊して、まったく吹けなくなるという事を3回経験しています。そのたびに唇を治してきました。


だいたい1週間くらい吹かずに唇を休ませると、

  • ひどいながらも何かしらの音は出るようになるので、その音でロングトーン
  • あとは出せる音域が1音ずつ広がっていくのので、やりたい曲をやりたいようにやり
  • 音が出るようになったら、次回はなるべく長い期間唇を壊さないように

この記事のエクササイズをやりました。表現するのは難しいんですが、この記事で紹介した3つのエクササイズをすることで、

唇の壊れた筋肉が、あっちこっちへ出す力のベクトルをトランペット演奏に適した方向に整理するというんでしょうか。


リハビリとしても使えます。このエクササイズ。


コンクールとか、アンサンブルコンテストとか、コンサートの直前に唇を壊したらシャレになりません。

管理人は運がいいことに、日程的に余裕があった時しか唇を壊したことが無いですが、普段から、鍛えておくのって大事ですね。

是非、普段の練習にこのエクササイズを取り入れてみてください。



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