精神科と心療内科の違い!あなたならどっちへ行く?

私がうつ病を発症して、病院のお世話になるようになってから、早9年が経ちます。その間に病院を何回か転院しています。

  • うつ病という結論に達するまで3回
  • うつ病になってから4回

最初は体のだるさと、背中の痛みがきっかけで病院に行ったので、

  • 外科
  • カイロプラクティック
  • 内科

3か所。最後に行った内科で、「ひょっとしてうつ病が原因かもしれない」と精神科、または心療内科の受診をすすめられ、「うつ病」の診断が下ってから4か所

  • 心療内科が1回
  • 精神科が3回

心療内科と精神科を4回変わっているのは、担当の先生との相性です。

  • 最初の心療内科は先生がこちらの話をよく聞かず、病状を決めつけるので嫌だと
  • 次の精神科は、長い事お世話になっていた先生が他の病院へ転院したため
  • 次の精神科は、先生が薬の話しかせず、詳しい症状に耳を貸してくれなかったため

そして現在の精神科にお世話になっております。

精神科を3回、心療内科を1回転院したことで、「精神科と心療内科の違いって何?」という疑問が湧いてきました。

そこで導き出した、「精神科と心療内科の違い」を私なりに説明しようと思います。

精神科と心療内科の違いとは

参考までにネット上を調べてみると、精神科と心療内科は一応守備範囲が分かれていて、こころのケアをすることは一緒なのですが、

  • 精神科の方は「心の症状自体」を扱い治療するところ
  • 心療内科の方は「こころの不調がきっかけで現れた体の症状を治すところ」

となっています。

精神科の方は

  • 強い不安
  • 抑うつ
  • 不眠
  • イライラ
  • 幻聴
  • 幻覚
  • 妄想など

などの症状が守備範囲。

対して、心療内科の方は、こころの病気がきっかけで体に症状が現れている場合、その症状や病気を治すところ

  • 動悸、息苦しさ、めまいがする
  • 背中や肩の痛み
  • 体が疲れやすい、体がだるい
  • 下痢、便秘が続く、尿の回数が多い
  • 朝、起きるのがつらい

などの症状が守備範囲。

と一応分かれている様なのですが、基本精神科、心療内科ともやることは問診と投薬治療です。

なので、両方経験した身としては、「どっちに行っても似たようなもの」というのが率直な感想です。

心療内科の先生も精神の不調の相談にのってくれますし、精神科の先生も体調の不良を訴えれば相談にのってくれますから。

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精神科と心療内科の違いを色々な見方で見る

実際、「こころのクリニック」と称して、精神科、心療内科、両方の看板を挙げているところも多いです。

が、

治療法が同じなので、別に両方の看板を挙げていても、なんの問題もないんですね。

強いて違いをあげるなら、精神科の方に「大きな病院が多い」というところでしょうか。入院設備を持っている病院も多いので。

心療内科で入院設備のあるところってあまり聞きませんね。

あと、精神科というと、暗くて怖いイメージがあるので、精神科もカバーしてるんだけど、心療内科を名乗っているところも多いですね。

実際のところ、今の精神科って、そんなに暗くて怖いイメージはありません。多くのところは、院内は清潔で淡色系を多用した明るいインテリア。

さらに1部の病院では、テレビモニターがあり、患者さんの心を癒すヒーリング系のビデオをエンドレスで流しているところもあります。

心療内科は、明るいインテリアプラス、身長、体重、血圧を測れるところが多いですね。これはなぜかは未だにわからないんですが。

特に個人で開業している精神科、心療内科はホームページを持っていて、その中で院内の画像をアップしているところも多いです。

どこに行こうか、だいたいの目星がついているなら、ホームページをのぞいてみるのもいいでしょう。

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精神科 心療内科 どっちに行こうか迷ったら

「精神科と心療内科の違いとは」の章で、精神科も心療内科も治療法はどっちも似たようなものと言いました。

なので、精神科、心療内科どっちに行こうか迷ったら、まず継続的に通う事を考えて、「最寄りの病院」に行きましょうとアドバイスさせていただきます。

自宅や勤め先から近い所ですね。

もちろん、口コミなどで評判がいい精神科、心療内科が分かっているというのならそこでもいいでしょうが、そこが遠いとなるとまた問題です。

通うのに負担がかかるのは、精神衛生上よくありません。ただでさえ疲れやすいのに、長い時間、車や電車に乗るのは、ものすごい負担です。

まず、自宅、または会社から通いやすい最寄りの精神科、心療内科へ行ってみて、「合わない…」と思ったら、別の病院を探すというのが管理人的にはお勧めです。

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精神科 心療内科にかかるための準備

まず、大事な事は、ほとんどの精神科、心療内科は初診が予約制になっています。これは最初の診療で十分に時間を取って、

  • あなたの今の状態を把握し
  • 今後どんな治療を施していくか

の方針を決めるためで、そのために、先生があなたの話を聴く時間が必要だからです。

なので、予約が必要なのかの確認のためにも、病院に行く前に、必ず電話を一本入れましょう。私が行った病院も初診はすべて予約が必要だったです。

電話は予約のためでもあり、また受付の人がどういう応対をするかで、その病院がどういう雰囲気を持っているかをあらかじめ知るためでもあります。

(直感的にやな雰囲気だな~と思ったら「予約いるんですか…もういちど考えます」と言って、電話を切ってしまえばいいのです。)

初めての診療はだいたい30分位かけて、先生があなたの現在の症状をヒアリングします。なので

  • 今のあなたがどんな症状に悩んでいるか?
  • 体がだるい?
  • 頭がボーっとする?
  • 背中が痛む?

など、思い当たることを全部先生に伝えるために、あらかじめメモしていくとしいでしょう。あなた自身がメモするのがつらいなら、家族、配偶者の方にメモしてもらう。

症状が重いなら、(この記事をやっとの思いで見ているほど重症なら)家族、配偶者の方に付き添ってもらうのもアリです。代わりに症状を先生に伝えてもらいましょう。

最後に

精神科と心療内科、一応守備範囲は別れているが、治療法は変わらないという事を書かせていただきました。

実際、管理人も最初に行ったのは「一番近い所」でした、自宅から車で10分くらいのところでしたね(田舎なので、電車がないのです)。そこで試しに治療を受けて、

「先生と(相性が)合わない…orz」と思ったので、そこから転院したのです。最初に行ったのはやはり”精神科”が怖かったので”心療内科”でした。

次に行ったのが”精神科”。2番目に近い所というので。正直言って抵抗ありました。でも、行って見ると、

  • 明るいインテリア
  • 雰囲気のいい先生、スタッフのみなさん

また、この病院の特徴だったのが、患者を名前で呼ばないで「○○番さ~ん」と、番号で呼ぶこと。

これは賛否分かれるところですが、個人情報保護のためだそうで管理人は好感が持てました。

それから、「精神科」なのに、体の症状にも耳を傾けてくれた先生。いい所だったんですよ。でも、残念ながらその先生が遠くの病院に転院することになってしまって…。

残念でしたね。それで新しい先生とは、また相性が合わなくて、また新しい病院探しです。それで転院を繰り返したという事ですね。その時には精神科にも抵抗がなくなっていたので、

「”精神科””心療内科”どっちでもいいや。」と。

今は車で片道30分の精神科に行っています。

  • 精神科の方は「心の症状自体」を扱い治療するところ
  • 心療内科の方は「こころの不調がきっかけで現れた体の症状を治すところ」

と建前上はなっていますが、実際先生に相談してみると、

  • 精神科の先生が「体の症状」についてのアドバイスもくれますし
  • 心療内科の先生が「心の症状」についてのアドバイスもくれます

極論を言えば先生次第という事ですね。

  • 「こころの不調」に悩んだら
  • 「こころが原因の体調不良じゃないかと」なやんだら

最寄りの精神科か心療内科へ行ってみましょう。まずは近い所から!です。

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