救急車を呼ぶあの番号!携帯でも使えるの!?

今更「救急車は119番です。」といわれて、「バカにしてるのか!」とお怒りになる方もいらっしゃると思います。常識ですよね。確かに。ケガ人、病人が出たら119番。常識だと言われればそれまでです。私も、何度か救急車を呼んだことがありますし、救急車のお世話になったこともあります。

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救急車は携帯電話からでも呼ぶことができます。外で救急車を呼ぶ場面(事故や急病人)が発生した時はもちろん、友人や他人の家で、そのお宅の電話の場所がわからない時も、あなたの携帯電話から救急車へ連絡してしまえばいいのです。ただし、

  • 県境でかけると隣の県の基地局にかかることもありますので救急車の到着時間が遅れる可能性はあります。
  • ただ、そんな場合でも、受けた基地局が最寄りの基地局に転送してくれますので心配は無用です。

とはいっても救急車を呼ぶという場面に、いざ遭遇した時、頭が真っ白になって、119番という電話番号を忘れてしまうということは意外にありがちなこと。私もやらかしましたが、事故現場などに出くわしたときなど、

「119番、110番 どっちにかければいいんだ!?」

という声を聞いたこともあります。人間、分かっているつもりでも、いざ、その現場に立ってしまうと、中々冷静な状況判断というものはできないものです。事故、急病人なんて、人生にそう何度も出くわすものではないものですもんね。

119番が、消防、救急。110番は警察

改めて復習しますと、

  • 119番が消防、救急
  • 110番が警察

ということになります。なお、消防は、火事の時だけでなく、災害救助を求めるときにも出動してくれます。(事故にあって車に閉じ込められている人がいる等)その際は、どのような災害にあっているのか、できる限り詳細に、なおかつ正確に伝える必要があります。その時できる範囲でいいので落ち着いて対応しましょう。

ちなみに、交通事故なんかを起こしたとき、110番か119番か迷う場面があると思いますが(特に自動車同士の時)、冷静にけが人がいないかを見極める必要があります。

事故当時はアドレナリンがでていて意外と体の異常に気付きません。後から思い出したように痛みが襲ってくることはよくあることです。少しでも体の異常、痛みなどを訴えている人がいたら、迷わず119番です(後の事故の示談交渉に影響してくることもありますから)119番にかければ、救急のほうから警察に連絡が行きますので。

事故を起こした当事者(加害割合が多い方)には救護義務があります。110番に先にかけたことで、後々、救護義務を怠ったということで示談交渉の時にもめる事にもなりかねないので。119番を先にかけることをお勧めします。

海難事故の場合は118番

私の経験なのですが、夜、道に迷い、知らないうちに、港に入り込んでいました。港に入っていたとも気付かず、結構なスピードで走っていて、たまたまブレーキをかけて止まったところが、突当りが海という場所…。あと5m進んでいたら、海に車ごと突っ込んでいるところでした(汗)

これはかなりイレギュラーな例ですが、海難事故といえば、やはり船。船同志の衝突、船の座礁、沈没、などを見かけたときは、

  • 118番

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へ連絡です(当事者はたぶん連絡できないはずですから。携帯も塩水に浸かって使えなくなるはずですし)。海の事故は海上保安庁の管轄になリます。119番への連絡より、118番への連絡のほうが、数段緊張するはずです。なので、

オペレーターが出たら、努めて落ち着き、状況を詳細に伝える

119番でも118番でも(特に118番は)、慌ててしまうはずです。私は119番はかけた経験がありますが、118番はかけた経験がありません。119番でも未だにかけると緊張しますので、118番はさらに緊張すると思います。

「落ち着いて。」

といっても落ち着いて話すのはかなり難しいはずです。でも、やれる範囲でいいのでやはり落ち着きましょう。

  • どもったっていいんです。
  • 声は震えたっていいんです。
  • 声がひっくり返ったっていいんです。

その時できる一番落ち着いた状態に自分の心を持って行ってから、オペレーターと話始めましょう。オペレーターが先導して質問してくるので、それに答えればOKです。

今話題の救急相談電話#7119は東京、大阪のみの試験運用中

※この記事を書いてから年数が経過しており、東京、大阪以外にも実施しているエリアも広がっています。最新のエリアは以下のリンクを参照ください。

厚生労働省#7119実施エリア普及状況

救急車の不急の出動を抑えるために、「#7119」というサービスが始まっています。これは、救急車の出動の必要があるのか迷った時に#7119にかけることで、オペレーターが救急車の出動が必要か判断し、必要がないと判断した時は、最寄りの受け入れてくれる病院を紹介してくれるというものです(病院までのアクセスは自家用車、公共交通機関、タクシーなど)。

便利なサービスですが、今のところ東京都と大阪府だけの試験運用のようです。その他の地方では、119番で相談する形になります。

#8000 小児救急医療電話相談 全国で使えます

小さなお子さんをお持ちの保護者の方のための相談ダイヤルです。お子さんが夜間や休日に病気やけがをしてしまった場合、その病気やけがにどう対処すればいいのか、最寄りの受け入れてくれる病院はどこか、教えてくれるところです。

こちらは全国で通用する番号で、#8000をかけるとお住いの都道府県の相談窓口につながります。

ただ、「つながりにくい」という話はちらほら聞きます。

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最後に

事故や事件に巻き込まれたとき、自分の目の前で病人やけが人が発生した時、一般の方で落ち着いていられる人などいないと思います。

だから救急車が119番だったかを失念するということも出てきます。もし、自分が忘れてしまった時は、都市部なら「救急車お願いします!」といえば、周囲にいる人が誰かしらかけてくれますね。でも、もし、万が一、人里離れた山の中で、何とかできる人が自分しかいないという事態に陥ってしまった時はどうするか。

結論としては落ち着くしかないんですよね。そして、119番でも110番でもいいから電話する。110番に電話しても、おまわりさんが、「救急車の要請だな」と察してくれれば、状況を聞いて、119番してくれます。

この記事を緊急時に読んでいるのでは、もう遅いでしょう。何かのご縁で、この記事に出会っていただけたなら、緊急事態じゃない時にゆっくり読んでくださることをお願いして、この記事を締めさせていただきたいと思います。

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